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大豆を作ろう。

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ワタシの大豆の作り方。飛騨の在来大粒青大豆「ハトコロシ」を、移植栽培した場合です。
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#畑

大豆を作ろう。 ①播種

自己流ですが、大豆の作り方をまとめてみました。2024年改訂版 播種(はしゅ)播種は直播きではなく育苗箱にしています。なぜ直播きでなく苗を作って植えているのかと言いますと、ハトやカラスの食害を阻止したいのが一番の理由です。また、播いてすぐに大雨が降って豆が腐って全滅したこともありましたので。また、直播きですと2粒づつ播いてから一本立ちに間引きするのですが、これが何だか面倒だし、もったいない気がして。また、少し横に寝せて植え付けることで、ストレスを与えて株を太くしようと言う効

大豆を作ろう。 ③中耕・培土

中耕(ちゅうこう=栽培中に耕すこと)定植から10日後くらいに、天候や雑草の様子を見ながら、一回目の中耕(ちゅうこう=作物を栽培中に耕す作業)をします。 まず、管理機(豆トラ)で畝間を起こします。この為に、管理機のサイズに合わせた畝間にしています。よって、我が家の管理機の幅が60cmですので、畝間は85cmにしています。なければ鍬か三角ホーで手作業になります。この一回目に、特に株間を念入りにして除草しておくと後が非常に楽になります。 培土(ばいど=土を寄せて盛ること)管理機

大豆を作ろう。 ⑤開花期の潅水

開花(かいか=花が咲くこと)播種から50〜70日目頃、順に花が咲いてきます。葉っぱが繁っていますとパッと見わかりにくいとは思いますが、枝の脇に小さい薄紫の花が咲きます。(花の色は品種にもよります) 大豆は、すべての花が結実するわけではありません。開花期間は15~30日間ありますが、この期間中、結実して莢になる(結莢)確率が変化していきます。 実は大豆は生育初期以降に水分が必要な作物です。特に開花始めから10~15日くらいが、もっとも開花数も多く、もっとも高い確率で結莢しま

大豆を作ろう。 ⑥枝豆

枝豆(えだまめ=未成熟な大豆)播種100日後頃から、大豆を枝豆として食べられる時期にあたります。6月21日に播種したとしますと、9月29日頃になります(気象条件により変動します) 枝豆収穫の適期は莢の状態をよく観察しましょう。莢が付き始めてから徐々に中の身が膨らんできて、色はキレイな深緑色になってきます。莢が見るからにはち切れそうなほどに張ってくると美味しく食べられます。皮にシワが寄ってきますと時すでに遅しです。収穫が遅くなると豆が硬くなってきますので注意してください。

大豆を作ろう。 ⑦収穫・選別

収穫(しゅうかく=作物を取り入れること)立冬を過ぎて、播種から140日頃、枯れた葉がほとんど落ち、茎や大部分の莢が乾燥して茶色になり、莢を振ってカラカラと音がするようになれば収穫期です。6月21日に播種したとしますと、11月8日頃になります(気象条件により変動します)。 上の方の莢が一つ二つ自然にはぜてくる頃合いが良いと思います。収穫時期が遅れますと次々に莢から大豆がこぼれて、鳩が寄って来てしまいますので注意しましょう。 上の方は枯れていても下の方がまだ緑がかっている場合