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オープンキャンパス感覚で街コンに参加した話

当時友人にも聞かれることが多かった質問が、「結局どんなひとがいいの?」だ。私が絶対に譲らなかったラインは、「同じくらいの人」だった。年収カーブも、卒業した大学も、顔面偏差値も、育ちも同じくらいがいい。趣味は同じじゃなくてもいいけど被ってるといい。普通の人がいい。

そういうと友人達は決まって「そんな人はいないよ」と言い、「もっとないの?」と言うのだ。例えば顔や性格など……。でも特に「この顔じゃないと付き合えない」とかないしなあと思っていた。まあそのうち見つかるだろうと。

しかし、先日のエステティシャン事件が発生し、「そのうち」じゃ甘く、早くターゲットを定める必要がある。まずは世の中の異性の情報を仕入れるために街コンに参加することにした。

参加した街コンは二つ、「普通の」街コンか「プレミアム」街コンだ。

街コンではまず自己紹介シートを書く。(「自己紹介シートって何?」って方は下記を参考にしてください)

https://www.2400.co.jp/guide/profilecard.html

わたしは関東在住の「アラサー」「正社員」で趣味は「音楽」と「映画」と「料理」である。

①普通の街コン

街コンタイトルは「ゆっくり着席2h☆おしゃれなお店でビールやカクテル飲み放題 〇男性:25-34歳、女性:23-32歳」。女性は1人2300円である。同じ会社の友人と3人で参加した。

まずビールは飲み放題だったがカウンターまでが遠い。ビール飲めない、カクテル薄い……ついでにご飯少ない、おなかすく……わたしと友達は少しこの時点で萎える。

その後男性が着席する。私たち女性側は席に座ったままで、男性側が席を移動するシステムである。こじんまりした店で開催し、男性グループは4組だった。

1組目は新社会人のグループである。感じのいい方々で、だいぶ前のことなのであまり細かくは覚えていないが、楽しくお話しさせていただいた。しかし、お互いに「また会おうかなー」と言う感じにはならず。

2組目はN産に勤めている方々だった。知人がいたので部署などを尋ねようとしたところ口籠りはじめる。「ん?」と思ってよくよく聞くと、N産に派遣されている派遣スタッフの方だった。派遣さんだからどうこうではないけど、「それはN産に勤めてると言わないのでは……?」と思ってしまった。それ以降別の話題を話しかけるも返答せずスマホゲームを始めてしまう。

3組目は「この街コンでたまたまあった」グループである。3人いたがわたしは1人としか話せず。ほかの2人とも話しみたかったが話に入り込めず終了。悲しい。

4組目はパリピおじさまである。ギリギリ34歳のおじさま達がすごいテンションで話しかけてくださった。嬉しいのだが、そのノリは大学生で置いてきてしまったのだよ……すまねえ、と思い解散。

街コン終了後は二次会を断り帰る。連絡先を交換したものの1人を除いてほとんどブロックした。その1人が3組目にいた「西ちゃん(仮名)」である。

②西ちゃん

西ちゃんは名前を西川さんと言う。商社勤をしているらしい。「女の子は守ってあげたくなる子がいい」というタイプの人だった。海外旅行が好きで、仕事柄よく行くらしい。33歳。西ちゃんは綺麗な顔をしてて、背が高く「遊んでそう」と言う印象だった。何話したかもよく覚えてないのだが、ずっとわたしに話しかけてくれていた。「なんで私に?」というくらいなんかべったりしていた。トイレにまでついてきた。

街コンの後一度だけ食事に行く。その時の話も特に覚えてなく、「気まずい、帰りたい」と言う思いで胸がいっぱいだった(私のそう言うところが本当だめ)。「付き合うなら会話してて気まずくない人がいい」というある意味当たり前の気づきを得て、この人はありがたい話だけどお断りしようと思いながらお会計をしていたところ、時間発生しま。西ちゃんが店員さんに小銭をぶつけたのだ。

「帰ろう……」

帰って、布団の中で眠ろう……全て忘れよう……。

・今回得られたもの

→「付き合うなら会話してて気まずくない人がいい」という気づき

→街コンは選別しないといけない






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