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Kahoot!+ChatGPTで作問半自動化

コロナ禍での教育界のオンライン化でKahoot!に出会いました。
自分の勤務している公立高校でも紹介させていただいておりますが、他の様々なICTツールを押しのけてNo,1の定着率のツールです。

Kahoot!をかれこれ3年くらい使用してたどり着いた現在地の一つとして、ChatGPTに半自動でKahoot!の作問をやってもらっています。


【手順―オーバービュー―】
1.ChatGPTに「4択問題の問題を作って」というプロンプトを書く。
2.作ってもらった問題を、Kahoot!が提供している問題インポートのためのスプレットシートのテンプレートに張り付ける。
3.Kahoot!で2.のスプレットシートをインポートする。

Let’s play with your students!!

ここまでで分かったという先生は、以下の詳細の1のプロンプトを使って早速やってみて下さい。少し詳しい説明を…という方は、以下を読んでみて下さい。


【手順―詳細―】

1.ChatGPTに「4択問題の問題を作って」というプロンプトを書く。

この場合のプロンプト例を以下に書きます。

プロンプトの書き方は汎用性が高く良い出力を得られることが期待できる。深津式プロンプトを採用させていただきました。

【プロンプト例】

#命令書
こんにちは!あなたは熟練の高校教師です。
私たちは、以下の制約条件と入力文をもとに、あなたに4択問題を作成してもらいたいと思っています。

#制約条件
・問題、選択肢1、選択肢2、選択肢3、選択肢4、所要時間、解答の7つの項目をテーブル形式で出力すること
・選択肢1~4には、選択肢の語句のみを入れること
・所要時間には常に20を入れること
・解答列には、選択肢1のものの場合1、選択肢2の場合2と数字で入れること。クイズの答えは複数あってもよい。その際、それぞれの数字を「,」で区切り、解答の選択肢の番号と区切り記号のみを入れること。
・最適な情報を提供できない場合は、その旨を伝えること。

#入力文
生物の起源

ここで、最後の入力文の下に、「免疫」・「DNAの構造」・「江戸時代」など、簡単に単元の名前を入れても問題を作ってくれますし、教科書のテキストをそのまま張り付けても問題を作ってくれます!!
あまり試していませんが、最初の「熟練の高校教師」というところも、「ユーモアにあふれた英語教師」とか、「伝説の理科教師」とか、色々試すと変化があるかもしれませんね。

こんな感じになります。もちろん出力された問題文は、間違いが潜んでいる可能性があるので、一度目を通す必要があります。

ChatGPTによる出力1

ただ、このプロンプトで、上手に出力されないことがあります。多くの場合は、以下のように、テーブル形式じゃない形式で出力される場合があります。

ChatGPTによる出力2:テーブル形式になっていない時

そんな時は、「テーブル形式で出力して」とか、「出力をテーブル形式に修正してください。」などの指示を与えれば無事下のようにテーブル形式で出力されます。

ChatGPTによる出力3:テーブル形式で出力しなおし


2.作ってもらった問題を、Kahoot!が提供している問題インポートのためのスプレットシートのテンプレートに張り付ける。

【貼り付け用のスプレットシートの在りか】

まずはKahoot!にログインします。画面右上の作成ボタンを押します。

作成→kahoot

次に、画面左上の問題を作成ボタン→スプレッドシートをインポート→【テンプレートをダウンロード】でエクセルシートをPCの希望の場所にダウンロードしてください。

スプレッドシートをダウンロード

ダウンロードしたスプレッドシート「KahootQuizTemplate.xlsx(ダウンロードしたての名前*変更可)」を開く。

チャットGPTの画面に表示されているテーブル形式の問題データを先ほどのスプレッドシートのB9セルを起点に張り付け保存する。

kahootの問題テンプレ―ド

3.Kahoot!で2.のスプレットシートをインポートする。

先ほどのkahootの問題作成の画面で、今度は、ファイルを選択するを選び、先ほど問題を張り付けたスプレッドシートを選択する。

ファイル選択画面

該当のファイルを選択して開くを押す。

スプレッドシートを開く

アップロードを押す。

アップロード画面

これで、成功画面が表示されれば、問題を追加するをクリックして終了、もし問題があっても(例えば正答の番号がない等)、画面の指示に従って、続けるというボタンを押すと、問題はインポートされます。

成功画面

以上で、ChatGPTで半自動Kahoot!問題作成は終了です!みなさん楽しいKahoot!ライフを!

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