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SAKE DIPLOMA INTERNATIONAL試験に合格するためのポイント 【テイスティング編】

今回は「SAKE DIPLOMA INTERNATIONAL」に挑戦される方への、テイスティング試験に向けてのポイントをお伝えしたいと思います。

英語で日本酒のティスティングの基本ついて学んでみたいという方にも、有益な内容となっていますので、参考にしていただければと思います。

以前、『筆記試験編』にも書かせていただきましたが、こちらの試験は、日本ソムリエ協会が、2018年からスタートして、これまでの2年間で合格者は、まだ日本では32名しかいません。
公表はされていませんが、初年度に受験した経験から、合格率でみると、おそらく10%程度、もしくはそれに満たないのではないかと予想しています。

その状況だけで考えると、難関資格に見えますが、それは「情報の少なさ」からくるものだと、私は考えています。

初年度は、どう出題されるかが全く分からなかったのはもちろんですが、その翌年の受験者に対しても、筆記問題やテイスティングの出題アイテム、模範コメント等まで、現在のところ何一つ公開されていません。

幸い、私は初年度の合格者12名のうちの1人に選ばれることができました。

結果を出せた理由として、決して人並み以上に英語力が高かったのではなく、しっかりと「出題内容を予測できた」からだと自負しています。
いかなる試験においても、どのような形式で、どのような問題が出されるのかが、事前に予測できていれば、一気に合格率は高まります。

私はこの能力を、かつてのソムリエコンクール挑戦により会得しました。(コンクールは出て初めて、どんな問題かがわかり、毎回傾向がガラリと変わるため、予測能力と膨大な記憶能力が必要)

この試験は、まだ合格者が少ないからこそ、大きな価値があると私は考えています。

今回は、テイスティング試験にスポットをあてて、SAKE DIPLOMA INTERNATIONAL試験に合格するためのポイントを、私の実際の経験からお伝えさせていただければと思います。


SAKEテイスティングの全体像

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