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メドック格付け1級 五大シャトーの筆頭 「シャトー・ラフィット・ロートシルト1995年」のテイスティング


はじめに


先日、ワインスクールのブルゴーニュ講座の最終回を終えて、いよいよ次はボルドーの講座が始まります。

ブルゴーニュワインの人気(と価格)は、ますます上がってきていますが、ボルドーも決して負けることのない人気を誇っていることをいつも実感します。

ボルドーは2度訪れた経験がありますが、ブドウ畑はもちろん、あの市街地の美しさはフランスでもトップクラスと言っても過言ではありません。

そのボルドーのワインの中でも世界的に注目されているメドックの格付けシャトー。格付けは不変でありながらも、各シャトーの「コンマ一でも最高のものをつくる」という信念はまさにF-1レースのよう。

1995年のボルドーは素晴らしいヴィンテージと言われる年。しかしながら我が日本においては、阪神淡路大震災が起きた年でした。

その時、私はまだ高校2年生で、そのことがきっかけで神戸の大学への進学を決めた、人生の大きな分岐点に起点となった年でもあり、この年のヴィンテージのラベルを見ると、いろいろな想いが蘇ってきます。

今回はその年のブドウから生まれた五大シャトーの筆頭格である「シャトー・ラフィット・ロートシルト1995年」をテイスティング。

あの時から今まで熟成を重ねてきたボルドー最高峰のワインが、果たしてどのような姿になっているのか。しっかりと向き合ってみたいと思います。


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