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日本酒「貴」と焼き鳥のペアリング

はじめに

約2年ぶりの開催となった、永山本家酒造場の永山貴博さんとのコラボレーションディナー。

前回は蕎麦と和食の店「雷庵」での開催でしたが、その時はコロナの波が押し寄せ始めていた頃、その数ヶ月後には、最初の緊急事態宣言が発令されました。

それから苦しい時代に突入し、ようやく光が見え始めた今年のお正月。私の地元である山口県へ久しぶりに帰省した際、貴さんと直接お会いし、一緒に「貴」を味わいながら語り合いました。

その時、「コロナを機に考え方が変わった点がある」と、これまで以上にお酒という存在に向き合い続けてきた貴さんのお話を、また東京のゲストの目の前でもダイレクトに発信をしていただきたいという想いが湧いてきて、今回のコラボレーションディナー開催に至ったのです。


銘酒が集まる「麻布とさか」


今回の会場となるのは、私がワインディレクターを務めているお店の一つ「麻布とさか」。

かつてフランス料理店のサービスマンを長く務められた店長は、現在、大の日本酒好きとしても有名。焼き鳥の美味しさはもちろん、店長厳選のお酒のラインナップにも注目が集まっている。

店内に入ってすぐのところにあるセラーには、日本酒好きなら誰もが反応する銘酒がズラリと並んでいます。

麻布十番焼き鳥「麻布とさか」


今回は特別に、全て山口県産の鶏肉をご用意してくださいました。

前菜と「プチプチ」

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