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ワインテイスティング 〜フランス 五大白ワイン 「クレ ド セラン2001年」 3日間の軌跡〜 【番外編:抜栓から7日目のテイスティング】

はじめに

モンラッシェ、シャトー・ディケムに並ぶ、フランス 五大白ワインの一つ、ロワール地方 アンジュー地区の「クレ ド セラン」

ビオディナミ農法の先駆者であるニコラ・ジョリー氏が、わずか7ヘクタールの畑に植えられたシュナン・ブランで造る、ロワール最高峰の白ワインです。

この度、たいへん貴重な機会をいただき、3日間にわたってテイスティングをさせていただきました。

今回は、その3日間の変化について、コメントを致します。

クレ ド セラン                         クレ ド セランは、シトー派修道僧により12世紀に植えられた由緒ある畑。                       1962年からジョリー家が所有し、1976年より、現当主であるニコラ・ジョリー氏が運営に参加。                    ジョリー氏は「美味しいワインである前に、その土地固有の繊細さを表現した本物のワインでなくてはならない」と、1980年から部分的にビオディナミを導入、1984年から全ての畑でビオディナミを行う。
ドメーヌでは牛や羊などを飼い、ハーブなどからビオディナミに必要なプレパラシオン(調合剤)を造り、馬で耕作するなど、自然と動物と共にブドウ栽培を行っています。
自然酵母にて発酵、発酵時の温度はコントロールしません。また、デブルバージュ、コラージュは行わず、主に古樽で数ヶ月間熟成後、瓶詰め前にフィルター処理を極軽く行います。           *インポーターファインズホームページ参照


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