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ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨン主体の赤ワインのテイスティングコメント

レ・フィエフ・ド・ラグランジュ 2014/フランス ボルドー地方 メドック地区 サン・ジュリアン村 / ブドウ品種: カベルネ・ソーヴィニヨン52%、メルロ41%、プティ・ヴェルド7%  / 参考価格 4,500円

今回はこちらのワインのコメントをさせていただきます。

ボルドー地方を代表する赤ワインの一つで、1855年のメドックの格付けで第3級に格付けされている日本でも名が通った秀逸なワインです。

 シャトー ラグランジュ

シャトーの歴史は古く、17世紀頃のワイン地図に既に記載されています。1842年にルイ・フィリップ朝において内務大臣などを歴任したデュシャテル伯爵が所有者となり、1855年のメドック格付けで3級に格付けされました。しかし、その後経済状況の悪化により所有者が入れ替わり、品質が低下します。

1983年にサントリーが取得。かつてボルドー大学で醸造研究所長を務めていた醸造学者で、シャトー マルゴーの再生も成し遂げていたエミール ペイノー博士に協力を要請。ペイノー門下生であるマルセル デュカス氏が社長に、同じくペイノー氏の元で学んだサントリーの鈴田 健二氏が副会長に就任し、畑から醸造所、シャトーまで徹底的な改革を行い、ラグランジュは復活を遂げ、世界に認められるワインへと成長しました。

現在は、マティウ ボルド社長と椎名 敬一副会長の下、ラグランジュの持つテロワールの限界に挑戦する「創造」のステージに進み、さらなるラグランジュの品質向上に取り組んでいます。 *インポーター様資料より

レ・フィエフ・ド・ラグランジュ   ラグランジュのセカンドワイン。ステンレスタンクでアルコール発酵と醸しを行い、その後マロラクティック発酵を20℃で行います。各キュヴェの品質をチェックして選別、アッサンブラージュを行い、新樽比率20%で、約12ヶ月間樽熟します。      


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