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【essay 20】波紋を放つ一滴

ハッタリストです。今日は水滴の話をします。

昔、ひとつの水滴が落ち、水面に波紋が広がる様を描写したテレビCMを見たことがあります。

僕はこの水滴と波紋に思いを馳せました。我々の存在は、この世界の海面に落ちる水滴のようなものだと思うことがあります。

大学生の頃、ある研究室で発表会を行いました。その発表会の終了後、ある先生から「あなたの発表は面白かった」と言われました。それは、先生にとっては単なるねぎらいの言葉だったのかもしれませんが、当時の僕にとってはその後、修士論文を書き上げるまで研究を続けるモチベーションになりました。

家庭の事情で大学を中退しなければならなくなったとき、友人に励まされた経験もあります。友人が私に「お前なら大丈夫だ」と励ましの言葉をくれました。それは僕にとって、心の底から力を与えてくれる言葉でした。その一滴が私の心に波紋を広げ、行動を変えさせたのです。

水滴が海面に落ちるとき、その影響力は想像以上に大きいのかもしれません。私たちの一言一行が他人の心に波紋を広げ、何らかの影響を与えます。良い方向にも悪い方向にも。

その影響力を常に認識しつつ、周りに対してよりよい水滴となれるよう日々努力を傾けたいと思うのです。なんのこっちゃ。

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