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柳瀬房子参考人の認定率は全平均の7分の1でした→誤りがありました。2分の1でした。

2021年4月21日、衆議院法務委員会で参考人としてお話された柳瀬房子さんは、以下のとおりお話をされました。

参与員制度が始まったのは2005年からですので、私は既に約17年、参与員の任にあります。その間に担当した案件は2000件以上になりますが、一次審の難民調査官による結論を覆し、難民と認定すべきと判断したのは6件です。

2000件中6件ということは、認定率0.3%です。

他方、2005年から2020年までの難民認定率平均を計算してみたところは、全体で2.1%、異議(審査)段階では2.3%でした。データソースは入管公表の統計です。

←この点、率の平均を出すのではなく、その間の認定総数÷処理総数で計算すべきとのご指摘を受けました。確かにそのとおりですね。2005年から2020年までの認定総数÷処理総数は0.6%、異議(審査)段階は0.41%でした。失礼しました。

全体で見れば半分位、異議段階だけで見れば4分の3くらいですね。

ただでさえ、諸外国に比べ一桁、二桁違いで、あまりに低すぎるとの批判がある日本の難民認定率ですが、柳瀬房子さんの認定率は、さらにそれよりも低いことがわかりました。

日本は、そんなに濫用してまで来たい国なんですかね。

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