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【カメラ初心者向け】マクロレンズとは?寄れるレンズの魅力を解説!

こんにちは!
優しいブログのゆたかです。

今回はこちらのお悩みに答えていきます!

お花が好きなのですが、ネットでお花を大きく写した写真をよく見かけます。あの写真はどんなレンズを使用しているのでしょうか?
私が持っているレンズだと被写体に寄ることができないので、どのようなレンズを買うべきか教えてほしいです。


本記事の紹介内容

マクロレンズを使用すれば問題解決!?
マクロレンズはどんなもの?
マクロレンズで撮れる写真をご紹介

本記事の信ぴょう性

■趣味で5年間、多くのカメラ機材に触れつつ景色を中心に撮影してきました■2019年から出張カメラマンとして活動を始めました

CANON『EF100mm 2.8L Macro』を3年間使用し、今も目的に合わせて持ち歩いています。主に花撮影やペット撮影に使用してます。

そんな私自身が、初心者の頃に知りたかったことを、なるべく分かりやすく、まとめたいと思います!

いわゆる『本屋さんで見かけるような初心者向け知識本』と同じでは意味がないと考えています。

分かりやすく、まずは写真をきれいに撮るために、必要な情報だけをピックアップしてお伝えしていきます!


被写体を大きく写す方法

今回のお悩みはこのような写真を撮りたいというものですね。

マクロレンズ説明用-768x512

結論から言ってしまうと、被写体に寄れるレンズを手に入れましょう。
もっと細かく言うのならば、『マクロレンズ』を買ってしまえばOKです。

では、マクロレンズとはどんなものかを解説していきたいと思います!


マクロ撮影とは


まずは『マクロ撮影』とはなんなのか、ここについて見ていきましょう。


被写体を至近距離から撮影する方法を、『マクロ撮影』と呼んでいます。

被写体に近づいて撮影することによって、その被写体をより大きく写すことができます。

被写体に寄れる距離は、レンズの”あるスペック”によって決まってきます。

では、どんなレンズならば、被写体に寄って撮影できるのかを次の項目で説明していきます。


マクロレンズとは


マクロ撮影を可能にするレンズを見てみたいと思います。

■『マクロレンズ』について

マクロレンズとは、マクロ撮影を可能にする、被写体に極端に近寄って撮影できるレンズのこと。

先程も説明した通り、マクロ撮影を可能にするためには、被写体に近づけることができるレンズがなければいけません。

どのレンズがマクロレンズなのかを確かめる方法は二点あります。

■『マクロレンズ』の確かめ方

①レンズの名称に"※マクロ"と書かれている

※メーカーによって表記が異なります。
→「マクロ」「Macro」「Micro」など

撮影最短距離を確認する


まずは①から見ていきましょう。
レンズの名称に”マクロ”と表記があるレンズ。これがマクロレンズになります。

----------例えば、CANONのマクロレンズ----------

EF100mm F2.8L マクロ IS USM

画像2

これはCANONレンズの中でも有名なマクロレンズです。

Lシリーズであり、強力な手振れ補正も付いていながら、
今では新品でも10万円以下で買えるようになってきています。

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CANON以外にも、各メーカーそれぞれで、マクロレンズ(寄れるレンズ)を出しているので、ご自身が使っているメーカーのもので調べてみましょう!


つづいて、②について見ていきます。

②はレンズのスペックに関わる内容ですね。”最短撮影距離の数値を読む”という方法です。

■最短撮影距離とは

「ピントを合わせることができる最短の距離」のことをいいます。

注意点
この数値は、レンズの先端からの距離ではなく、
イメージセンサーからの距離であることは覚えておきましょう。


基本的にはみなさん、被写体にピントを合わせてシャッターを切りますよね?

(あえてピントを外して撮影している方もいるかもしれませんが)

ということは、この”最短撮影距離”が、「被写体にどれぐらい寄ることができるのか」を数値で表したものになるわけです。

2本のレンズを例に、最短撮影距離の数値を見ていきましょう。

■『CANON EF100mm F2.8L マクロ IS USM』

最短撮影距離:30センチ

先程の例でも出したこちらのレンズは、センサーから30センチの距離が、
最短でピントを合わせられる距離になります。

■『CANON EF135mm F2L USM』

最短撮影距離:90センチ

だいたい同じぐらいの焦点距離で、マクロではないこちらのレンズの場合、
距離は90センチになりました。

このように「マクロレンズ」と「マクロではないレンズ」では、
最短撮影距離にこれぐらいの数値の違いが出てくるのです。

それでは、もう一つ例を出してみます。

■『CANON EF100mm F2.8L マクロ IS USM』

・最短撮影距離:30センチ

■『CANON EF35mm F1.4L Ⅱ USM』

・最短撮影距離:28センチ


この違いを見てみてどう感じますか?

マクロレンズであるEF100mmレンズより、マクロではないEF35mmの方が
「最短撮影距離が短い」のです。

マクロレンズが負けてる!?マクロレンズの意味は?!って思っちゃうかもしれません。


これは「焦点距離による違い」ですね。

そもそも、焦点距離35mmより焦点距離100mmの方が、被写体を大きく写すことができます

たとえ、「35mmレンズの方が寄って撮れる」となっても、100mmレンズとは、そもそもスタートラインが違うということになるのです。

ちなみに焦点距離35mmのような広角域のマクロレンズもあります。

■『CANON RF35mm F1.8 マクロ IS STM』

・最短撮影距離:17センチ

※このレンズはミラーレス一眼レフ向けの『RFシリーズ』です

広角域のマクロレンズの場合、さらに近づいて撮影することができますね。
焦点距離も意識しながら、選択することがポイントになります。


マクロレンズ作例紹介

では、『CANON 100mm F2.8L IS USM』で撮影した写真を何枚か紹介していきます。

マクロレンズ作例01-768x512


こちらの写真はマクロ撮影ではなく、被写体(花)から少し距離をとって撮影しました。

それでも、焦点距離100mmなので、そこそこ大きく撮れていますね。

「マクロレンズだから近くのものしか撮れない」というわけではありません。被写体との距離を考えれば、「ポートレート撮影も可能」なのです。

意外と知らなかった!という人が多いポイントです。


マクロレンズ作例02ma-768x512


「マクロレンズが欲しい!」という人はこういう写真が撮りたい方が多いです。もっと寄ることもできるのですが、ピント合わせが難しくなるのです。

マクロレンズは、ピントの合う範囲が非常に狭いです。
特に風吹く屋外での撮影の場合、狙っていたピント位置から被写体が外れてしまうことも度々。

マクロ撮影は撮ったら確認をして、また撮って...と、ピント調整を粘り強く行う必要があります。

粘り強さが無いと、マクロレンズは倉庫行き...なんてこともよく聞く話です。


最後はこちらの写真です。

マクロレンズ作例03-768x512

これは、手に”レンズボール”というアイテムを持って、花撮影をしています。

手に持ったレンズボールにピントを合わせなければいけないのですが、
お分かりの通り、レンズとボールの距離を離すことができないんですね。
人間の腕の長さには限界があるからです。

マクロレンズを持っていない頃は精一杯腕を伸ばして頑張っていましたが、
マクロレンズを手に入れてからは非常に楽に撮影できるようになりました(笑)

マクロレンズを持っていると、こういった撮影にも役立ったりするのです。

マクロレンズによって、インスタ映えな写真を量産できます!
「はまれば楽しい」そんなレンズですね。


本記事のまとめ

今回は『マクロ撮影』、そして『マクロレンズ』に焦点をあてて解説してきました。

マクロレンズは非常にトリッキーな撮影が可能になるので、
ここで紹介したような写真を撮ってみたい!という方にはお勧めのレンズです。

逆に言うと、人によっては飽きやすいレンズにもなってしまうので、
必ず目的を持って購入されることをおすすめします!


それでは、最後にまとめていきましょう!

マクロ撮影

被写体を至近距離から撮影する方法のこと。

マクロレンズ

マクロ撮影を可能にする、被写体に寄れることができるレンズ。

マクロレンズの特徴

・マクロレンズには名称に"マクロ"という表記が付く
最短撮影距離が短い。望遠域、広角域で数値は異なる

マクロレンズは手に入れやすい価格帯のものが多いです。
(とはいえ、”万”は超えますので自己責任でどうぞ...レンズ沼行)

一本持っておくと、重宝するレンズになることは保証します!

最後までご覧いただきありがとうございました。
次回の記事もお楽しみに!


カメラ初心者向けのレクチャー記事を書いています!
ぜひコチラからご覧ください!

https://note.com/koichan_photo/n/n0688f8d79e07

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