見出し画像

映画『哀れなるものたち』。哀れなるものは、本当にベラか。

『哀れなるものたち』を 観ました。


まず、この映画はR18(18歳未満の方は視聴が不可)です。わたしは今回映画館で初めて、R18の映画を鑑賞しました。
極めて、性描写が多いです。
性描写がわたしは苦手なので、作品のポジティブな面だけを見ました。


主人公ベラ(エマ・ストーン)がまず
特殊すぎます。


ベラは海に身投げをした妊婦が前身となっています。女性は一度亡くなっているのですが、ある医師によって奇跡的に蘇生され、身体は成人女性、脳はその胎児のものを埋め込まれ、新たな人生をあゆみ始めます。



この映画の核は、やはりベラにつきます。



とにかくベラの熱量、行動力、物怖じしない発言(ぶっ飛んでいます)に 心ひかれます。



原題が『POOR  THINGS』となっていました。貧しい事柄?なのでしょうか。



たしかにベラに起こった出来事といえば、
ダンカンにそそのかされて
自由気ままに彼と寝たり旅したり、
挙げ句のはてには娼館で働くという
傍目からみると不憫と思いそうです。



それを選択しているベラから伝わってくるのは、まったく嫌がってもいないし、むしろどんと来いみたいな腹が据わっている度胸のよさでした。




そこがこの映画のよさです。


ベラが自分に起こった出来事にたいして
悲観するところはひとつだけだったように
思います。



私はテレビのCMをみて「あ、この映画観たい」と思いました。
たしかに女性にメッセージを送っているのかもしれないなと感じました。




思ったことをストレートにありのままに言う
嘘いつわりないベラに 勇気をもらいました。




ここまでお読みいただきまして ありがとうございました。






この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?