#アソビ主義 を読んだ感想

アソビシステムの社長、中川悠介さんの自叙伝を読みました。たくさんの学びがあり面白かったです。

大まかな内容としては、アソビシステムや原宿のカルチャーを作ってきた中川さんがどんな考えをもって行動してきて、今があるのかという話でした。

まず、中川さんはすごく人間臭い、いい人だと思いました。人が好きで、人に対する興味が高くて、人を集めて面白いことをしたい、という想いがすごく伝わってきました。どんなことでも楽しもうとするという姿勢や、立場に捉われないコミュニケーションを大切にするなど、単純に人として見習いたいと思うことが多かったです。

文化を作るという点にこだわっていることも印象的でした。0から1を作りたいという話や、自分たちにしかできないことをやりたいという話にも恐らく共通しています。一過性のブームで終わらせないという意識を強く持っていて、その言葉の通りのことを実現できているのは、周りを巻きこむ魅力を持つビジョナリーな会社だからこそだと思いました。

また、今の文化や情報、メディアの捉え方がとても鋭いと感じました。例えば、今の社会は縦社会で分業化が進んでいますが、あるキーワードを基に横に広げた方が面白いという話(それが今のアソビシステム)や、目に見える数字よりもどれだけ人の心を動かせるかの方が大切というお話など。最近の台頭しているサービスなどを思い浮かべて、多くに当てはまると思いました。感覚を大切にしているという話があり、意識的に多くのものに触れたり、実際に現場に足を運んだりしていると書かれていました。そうやって日々感覚を研ぎ澄ませることが、このような認識能力の高さに繋がるのかもしれません。

最後に、この本を手に取ったきっかけが応援しているアソビシステム所属アイドルのツイートだったのですが、そのグループについてはどんなビジョンをもっているかも聞いてみたかったです。

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