パンツ丸出しの人ー令和の双子の小学生と昭和に育った父の話
「ちょっとパンツ丸出しの人がいる!」娘のうち一人が興味津々でパネルの方に近づいていきます。
小学校の入学祝いをするため、久しぶりに両家の両親揃って「みなとみらい」にあるロイヤルパークホテルの皇苑で食事をし、その帰り、MARK IS みなとみらいに寄ったときのことです。
確かに彼女たちの人生でパンツ丸出しの人の写真が大々的に飾られ、多くの大人たちがそれを見入っている様子は、謎の光景でしょう。
さらに、飾られている小さな像の前でみなさん並んで記念写真。
会場には、謎の音楽が流れています。
異様ですよね。確かに。
客観的に娘たちの視点になって見てみると、異様だと思います。
パンツの色は、黒、赤、黄色もある。なぜなのか。
そして、何より、「なぜこの人はパンツだけなのか」
パンツといえば、お笑い芸人の「とにかく明るい安村」さんが去年は海外のショーで大評判だったので、YoutTubeを観られているお子さんの中にはパンツ一枚もさほど不思議ではないこともあるかもしれませんが、我が家の子供達にとっては非常に不思議な光景だったようです。
かくいう私も知識として知っているだけで、このパンツの人が実際に試合で活躍しているところはあまり印象にありません。テレビでの印象は色々な人にビンタをする人。その後、マルチに活躍をされて闘魂の代名詞のようになり、パッションを持ってチャレンジをするアイコンのようになられたなという印象でした。
ただ、そんな私でも知っている。当然、妻も知っている。あの音楽も知っている。
きっと戦後の昭和に育った人であれば、その前の力動山からの系譜で新生のレスラーとして、そしてその後の世代でも知らない人はいないのではないかなと思います。
アントニオ猪木さん。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?