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丁寧に料理をつくる「必要」はない。

私は料理がとても好きです。

家族が美味しいといって食べてくれるのが、なにより幸せです。

そして、料理はおもしろい。
素材の状態、扱いかた、調味料の組み合わせなんかによって、同じように作っても全然違う。

だんだんとレシピに頼らなくなり、自分なりの法則があったり、ときどきうんと手間をかけてみたり、美味しい瞬間を見誤ったり。

料理を楽しみ続けるために、自分なりに大切にしていることがあります。
それは「昨日より美味しくできなくてもいい」ということ。

昨日よりも今日が忙しいことも当然あるし、
今日、新しく挑戦してみた調味料の組み合わせが微妙なこともあるし、
手が滑って塩がドバっと入っちゃうこともある。

昨日の自分より今日の自分に成長していてほしい気持ちはあれど、
そういう向上心とは別に、毎日当たり前に、肩の力を抜いて料理していたいなと思うのです。

さて、そんなことをいいながら、今日は丁寧な料理。

まずはほうれん草の胡麻和えから。

茹でたほうれん草を水で冷まし、ギュッと絞って、まな板の上に載せます。

これ、生まれてはじめてした。
料理の本とかでは、こうやってやるのが当たり前みたいになってるけど、めんどくさくないですか?

他の料理と並行してやっていると、きれいなまな板を準備するのが大変やし、
「別に切ってから茹でたらよくない?」って思ってたので。

そして、適当な大きさに切って、下のピンクのところに残っている土をきれいに洗います。
ほうれん草って、ここが一番美味しいんですけど、土を洗うのが億劫で捨てがち…

出汁醤油とすりごまを入れて、はい、できた。
美味しすぎた…

お次は、菜の花のカツオ和え。

鰹節って、こうやって先にボウルに入れて、少しずつ醤油を垂らして、その都度混ぜるんですって。
そのあとで野菜を入れると、美味しいんですって。

ぽろぽろになった鰹節に、菜の花を加えます。

美味しい。
文句なしに美味しい。

丁寧に料理を作る必要は全然ない。
それでも「料理好き」って名乗ってもいいんじゃないかと思う。
こうやって、たまに趣味でも楽しむように、丁寧に料理をしたりします。

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