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ライティング入門:書きたいことを書け

書くためにはモチベーションが大事

田中泰延というコピーライターがいる
早稲田から電通に入社し
今は、フリーのコピーライターだ

彼は『読みたいことを書けばいい』
という本を書いた

結論は題名どおりであり
彼自身、素人の君たちが書いた物なぞ
誰も読みたくないと新人にアドバイスしている

では、僕たち素人は書いてはいけないのか?
それは違う

僕らの書いた物は誰も読みたくないからこそ
自分が読みたいと思う気持ちを
モチベーションにすべきである

最初の読者である自分が読みたいものを書き
そのためには、つまらない自分の主観だけではなく
書きたい事を明確にし準備することが大事だという

彼が主張する

①読みたいものを書くこと
②書きたいことを明確にする
③準備すること

この①~③を自分なりに調べてまとめてみたので
文章を書くうえで参考にしてもらいたい

特に③の準備については田中氏も
書く行為の99%は準備で決まると言っているので
③については、さらに3つの項目にわけて解説する。


①読みたいものを書くこと

なぜ僕ら素人は書くのか
読みたいものを書くこと為であるとは
最初に述べたとおりである

読みたいものを書くことに
大事なことは
読みたいものを
視覚化させ
脳内をすっきりするため

つまり、
『脳内をキレイに整理するため』
である。

今の時代、情報が溢れ
調べられない情報がないくらいの
世の中であるが
意外と調べた情報はスクショしても
ブックマークしても
情報の海に埋もれて消えてしまう

自分が知りたい情報、
これはPCでタイピングすることも、
紙にペンで書き込むことも
同様に効果的だが、

文章を書くことによって
情報が脳から外側に出され、
視覚化』される。

そして、
視覚化されたことにより、
人間の目から視覚を通して、
その情報が再び脳に入ってきます。


つまるところ、脳の中では、
「記憶への再定着」が
同時に行われるわけである。

結果的に、人は文章を書くことで…
頭の中が整理されるだけでなく、
その知識や情報が記憶に、
より強く定着させることが可能となる。

ラーニングピラミッド(下記、表1)というものがある。
記憶の定着度は受動的な学習より
能動的な学習の方が定着するのである


表1 ラーニングピラミッド

ただ、講義を受ける、読むだけでは
記憶の定着率は5~10%
しかし、他の人に伝えれば90%になる。

つまり、誰にも読まれなくても
自分の記憶に知識を定着させるため
書けばいいのである


②書きたいことを明確にする

さぁ、書きたいことを書こうと決まったら
やるべきことがある。
今回、書きたい核となるメッセージを
1つに絞るということだ。

読みたいことを書こうとすると
音楽が好きならば
洋楽、邦楽、60年代、ダンス、メロディー、ギターなど
ジャンルは無数にあるし
各題材も幅広い
結論として今回書きたい核のメッセージを
1つに絞る必要がある

なぜなら、次の章でも話すが
書く際には準備が最も重要だからである
各素材を研究し、調べるという最も重要な作業は
結論が絞れていないと効果的に行えない。

結論が決まってないと調べたいことが
分からなくなり路頭に迷う
作る料理が決まってないと
買出しに行けないのと同じだ

例えば、稼ぐ方法はアフィリエイト、物販、DRMなど
無数にあり、どれも正解だ。
今回書きたいことが『副業の方法の紹介』なら
複数ある稼ぎ方を調べるのは問題ないが
今回書きたいことが『ゼロから稼ぐならアフィリエイトだ』なら
他の稼ぎ方を調べるのは時間の無駄となってしまう。

結論、つまり今回言いたいことを明確にし
ゴールを決めて次の③に進むことが出来る


③準備Ⅰ:大きい見出し【だけ】決める

②で今回書きたいゴールが決まったら
いきなり、書き始めるのではなく
ゴールに向かうチェックポイントをいくつか決める
つまり、大きな見出しだけ決めるのだ

いきなり、書き始めると
ゴールに向かって右往左往することになり
書いてる自分が迷子になる

書いてる自分が迷子なのだから
読み返した時
運よく誰かが読んだとき
もっと分からなくなるだろう

よって、1000字であれば3つ
2000字であれば、5ないし6つと
見出しを付けだんだんゴールに向かうようにする

いきなり書き出そうとすると何を
書けばいいのか分からなくなるし
いきなり下準備なく書くのは
設計図も立てずに家を建てるようなものだ

まずは、骨組みを作るように
大きな見出しを作ろう


④準備Ⅱ:見出しごとに材料を揃える

③で見出しが決まったら
それぞれ、見出しごとに各素材を調べる
ここが一番時間がかかるし、最初に述べた通り
重要である

例えば、『ゼロから稼ぐならアフィリエイトだ』
というゴールに対する見出しは
①アフィリエイトとは
②なぜ、アフィリエイトを選ぶのか
③具体的な方法は
といった項目が考えられるが

自分の経験談、調べた内容から
それぞれの項目に説得力を持たせる必要がある
今回の例であれば
①、③は見出しの内容を掘り下げればいいが
②であれば沢山ある項目からなぜアフィリエイトなのか
説得力がなければならない

アフィリエイトを掘り下げるだけでなく
他の副業についても調べ
他の副業が初心者に向かない理由、つまり反論も
積み上げなければならないだろう

それぞれの項目ごとに細分化して
細分化したものを丁寧に調べ上げていく必要がある。


⑤準備Ⅲ:揃えた材料を組み合わせる

書く作業は揃えた材料を組み合わせる作業となる。
逆に言えば、揃えた材料からしか文章は書けない
準備8割で、いや書く場合は9割9分である。
調べたものを項目ごとに説得力を
持たせるように組み合わせる必要がある。

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