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病みつきになる陳麻家 ~サンチャサンポ VOL.2~

1.陳麻家


サンチャサンポVOL.1よりだいぶ期間は空いてしまったが、その期間もお店の開拓は欠かしていない。

家に冷蔵庫もなければ、電子レンジもないので外食するしかないのだ。

コロコロ行くところを変えるフラフラした男であるが、陳麻家だけは欠かさずに足を運んでいる。

メインとなるのは「陳麻飯」という麻婆豆腐とご飯が一緒になった料理。

「ちんまーはん」と読むのだが、最初注文するときは読み方がわからず、メニューを指さし、「これでお願いします」と頼んだのも今や懐かしい。

山椒の効いた体の内側から熱くなる辛さは病みつきになる。普通の陳麻飯に唐揚げをトッピングした「唐揚げ陳麻飯」がお気に入りだ。


唐揚げ陳麻飯


陳麻飯のがメインの店にはなるが、数回行くうちに周りの人が頼んだ坦々麺が目に入った。

「なるほど、陳麻飯だけではなく、坦々麺もあるのか」と思った僕は、いつも頼む「唐揚げ陳麻飯」に申し訳なさを感じながら、坦々麺を注文。


坦々麺

ひき肉がごろっとしており、もやしにチンゲンサイというシンプルな担々麺。
これぞ待ち望んでいた坦々麺という仕上がりに食べる前から胸が高鳴る。

まずはスープをいただく。胡麻の効いた少し辛めのスープは病みつきになってしまう味。
さらにそのスープに絡む細めの麺。シンプルな見た目ながらもコクが深く、口の中を火傷しながらも一気に啜りたくなる。

麺がなくなり、最後にスープを。と思いのむが、このスープがなかなか私を帰路に立たせてくれない。

最後に水を飲んで帰ろうと試みるが、また気がつけばスープを口に運んでいる。
これではなくなるまで無限に飲んでしまう。高校時代に叩き込まれた克己心を思い出し、なんとかお会計を済ます。

病みつきになる陳麻家はそこまで大きな店内ではないので、いつも混んでいる。
帰り道、今日はまっすぐ帰ると決めていても、席が空いていたらつい、入りたくなってしまう。

まさにサンチャの名店である。

ちなみに最近はどちらか選べず、「坦々麺+半陳麻飯」という最高のセットを頼んでいる。笑


2.店舗情報

【陳麻家】
〒154-0024
東京都世田谷区三軒茶屋2丁目13−22 陳麻家
TEL:03-3411-7878

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