カフェで過ごす、心の動きについて。
休日、カフェで久しぶりに時間を過ごす。
静かなピアノBGMが流れてくる一方で、隣の席の年配男性の息遣いや鼻の奥で何か詰まったいびきにも似た音が、少しノイズに聞こえてくる。
向かいのマスクをした年配男性は、何か紙に書いている。
その隣の若い女性は、スマホを時折見ながら、手帳に何かを書き込んでいる。
それ以外の周りのお客さんは、パソコンを開いて、何かの作業をしている。
また、雑談をしている夫婦らしきカップル。
時間を持て余すように、1人でスマホを触っているキャップしたメガネの男性。
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そういうじぶんは、読みかけの文庫本を開いて、10数ページ読み進めて、キリのいいところで閉じた。
この文庫本も、電車の中で、少しずつ読み始めているが、なかなか読み終わらない。
本編493ページ。
今、376ページ。物語の真相も見えてきた。男女の話。現代の人々が抱えるだろう、人間関係の中の自分の心のあり様を、鋭く描いた作品。
先が気になる展開の中で、ページがどんどん前に進みがかっている一方、道中の男性と女性の心情セリフについて、つい反芻して考えこんでしまい、なかなかページが進まない。
ある意味、読み応えのある作品。
年内には読み終えると思う。
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カフェにきた理由。
読書はどちらかと言うと、サブであり、メインは、文章を書くため。
なかなか気がのらない。エンジンがかからない。
面白くできるかわからない。
そもそも、題材が面白いのかが、わからない。
わからないものを、わからないまま、書いていく、不安。
わからないものを、決める必要があるから、余計、辛い。
気がのらない理由は、この言葉にし難い、不安と辛さ。
別の誰かが書けばいいのに思うことが、一瞬頭をよぎる。
でも、それをしてしまった時によぎるだろう、後悔。
じぶんに負けた気がする。
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それにしても、隣に座っている姿勢の悪い男性から、時折聞こえてくる、息遣いと鼻の奥からいびきに似たすすり音が気になる。姿勢正したら、聞こえてこないと思うんだけどなぁ。
サポートありがとうございます。カフェでよくnote書くことが多いので、コーヒー代に使わせてもらいますね。