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逃げて、泣いて、くらって、笑って、弱さに心うたれて〜TVアニメ『東京リベンジャーズ』を観てハマる。

アニメ『東京リベンジャーズ』をためしに観てみたら、一気に物語の世界にひきこまれた。

そして、2話で、アバン後の、タイトルばっと入って、すぐオープニングテーマ Official髭男dism『Cry Baby』のAメロが流れた瞬間、痺れた

かっこいい。

ピアノによる「タッタッタッタ・・・・」と、小刻みに刻まれるリズムとテンポ。ボーカルのメロディーライン。ドシっと入ったベースライン。

ドラマの空気を一瞬で、オープニングに持っていかれて、「うわぁ、やられた!」って感じになった。

このオープニングを観て、本編見ると、物語のスケール感が広がり、主人公の立ち向かう未来、過去、そして現在の自分自身との闘いを彷彿とさせる。

漫画原作を読んだことはないのだけれど、アニメを観て、物語の続きを知りたくて、コミックに手が伸びてしまう気持ちはわかった気がする。実際、先日書店に行ったら、原作コミックが品切れ状態だった(『鬼滅の刃』、『呪術廻戦』のように)。

詳しい物語の説明は省くけれど、社会人・バイト生活を送っている20代後半の冴えない主人公の男の子が、かつて好きだった同級生の女の子(故人)の死を回避するために、不良で下っ端だった学生時代の過去にタイムリープして未来を変える物語だ。未来を変えるために過去と現在を行ったりきたりするのだが、その道中、彼女の死の事件の発端となる人物たちの関係値やその当時起こる出来事に謎がいろいろと出てくる。

不良×青春×タイムリープサスペンス。

主人公は、不良だけど、喧嘩は弱く、泣き虫。でも、守りたい人のために、覚悟を決めて、逃げず(途中逃げることもあるけど)に立ち向かう主人公。優しくて友達思い。そんな彼が、ある出来事をきっかけで得た能力が、時空を越える能力、タイムリープだ。

彼は、ケジメや筋を通す、仲間がピンチの時は、からだを張って助けにいく。決して喧嘩では敵わないのはわかっているけれど、自分のできることを、その時悩んで考える。途中ビビって逃げたり不安定になったりするが、覚悟を決めて行動に移す姿に、観ている側は勇気をもらう。変に賢そうにしたり、わかったふうなことはしない。とにかく弱くて真っ直ぐなのだ。でも、その弱さと真っ直ぐな行動が、強さとなって、人の心をうつ。かっこいい。

大人になると、変に賢そうな振る舞いをとろうとしたり、言葉がうまい人、頭がいい人がもてはやされることの方が多いと感じるのだけれど、どこか嘘くさかったりするし、信用できなかったりする。

言葉よりも、行動している人は信頼できるし、応援したくなる。行動した結果が、うまく結果に結びつかなかったとしても、少しずつ前に進んでいればいいじゃないか。

ぼくは、怖がりで慎重なタイプだから、なにかと行動を移すときの腰が重かったりする。言い訳も多い。いろいろ先々のことやリスクを考えて身動きが取れなくなってしまう(もちろん、ある程度は、ちゃんと考えることも必要)。他人を巻き込む場合、さらに悩むし、決断を遅らせることが多い。

この物語の主人公を観ていると、タフで、真っ直ぐで、憧れる。何よりも、臆病だけど、好きな女の子のため、大切なともだちのために、からだを張れる姿は、かっこいい。

『東京リベンジャーズ』が熱い。話の続きが気になる。


ちなみに、オープニングテーマ(フルコーラス)を、YouTubeで何度も、ここ数日、聴いている。中毒状態。飽きない。

最初は、メロディとリズムとテンポを思いっきり感じて、何回も聴いていくうちに、ボーカルの声と歌詞に意識がいく。転調に合わせて、ボーカルの声のピッチはあがっていく。途中、喉の奥を激しくかき鳴らす。さらに何回も聴いていると、今度は、ベースの音、コーラス、細かいトラックに意識が及ぶ。

久しぶりに、音楽にもハマっている。熱い。


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