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これから、SOYMILやROOFのSNSで発信していくこと

こんにちは!「ボタンひと押し約30分、自宅で作れる本格豆乳ブレンダー」SOYMILと、「ベランダではじめる、捨てないくらし」ROOFコンポストを扱う株式会社SOYMIL代表の佐藤です。

株式会社SOYMILは、様々な土地で紡がれてきた価値を磨き、世界へ発信することで未来へ紡いでいく事業を営んでいます。


そんな弊社では、SOYMILとROOFの二つのブランドを運用しており、2024年から本格的にSNSの発信を変えようと考えています。


0.前提、今のSNSは面白くない

SNSの基本要素は、「シェア機能による情報拡散」と「文字や画像・動画投稿による認知獲得」「他者とのコミュニケーション機能」の三点に収斂されると考えています。Instagram、X(旧Twitter)やTikTokなどはインタフェースこそ違えど、この三点はどれもが兼ね備えています。

私が2007年にfacebookに、2012年にinstagramに初めて触れました。長いこと会えていなかった旧友と再会したり、縁もゆかりもない土地の人と繋がって新しい関係が始まったり、SNSは人と人を繋ぎ、様々な人々が理解しあえるような場所になると当時は感じていました。

しかし、現実はその逆です。インプレッション(閲覧数)を増やすことで、アフィリエイト収入やインプレッション収入に繋がることが分かると、単なる「お役立ち情報」にとどまらず、真偽が定かではない情報が広まったり、仮想敵を作ることでエンゲージメントを高めるような情報が発信されていたり、自分の身近なことと外側を大きく分断することを助長しているよう風潮が生み出されました。とても残念で悲しいことです。

私にとっては、縁もゆかりもない土地の人と繋がって新しい関係が始まったり、様々な人々が理解しあえるような場所であったりするのが理想であると考えており、その理想を大切にしながら発信をしていくことを決意します。


1.有機・オーガニックを通じた土地との結びつき

有機・オーガニックの取り組みについては、「土壌環境を改善し、生物多様性の豊かさを復活させて未来へつないでいくこと」と定義しています。

日本で初めて有機・オーガニック認証を取った兵庫県尼崎市の宮島食品さんを訪問した際に、「コウノトリ大豆」の話を伺いました。

日本のコウノトリは、江戸時代までは各地で見られたようですが、生産性向上を目的とした田んぼの整備(乾田化)により、エサとなる水生生物の生息場所の消失や、水路と田んぼ間の分断による魚類などの往来ができなくなったことで、絶滅寸前まで追い詰められています。

日本の田んぼにコウノトリが戻ってきてほしいとの想いから、化学肥料を一切使わず、農薬も無農薬または、使用する場合も慣行(一般)基準から75%削減するなど、農法を探究した品種となっています。コウノトリの餌となるカエルや水生生物と共生できるような品種を扱っていき、そのストーリーを発信していく予定です。


店舗「宮島庵」の前で代表の宮島義彦さんと


また、「有機・オーガニック」は慣行農法を否定したり、非科学的な情報で不安を煽るような材料になってはいけません。そのため、研究機関で論文等で科学的根拠の裏付けが取れない情報やミスリードしかねない情報については発信しないことが社会に対する責任であると考えています。


2.ブランドにまつわる人のストーリー

SOYMILもROOFも「なぜ開発したのか?」「どのように使っているのか?」についてもう少し踏み込んで書く必要があると感じています。
それは両方とも、他の人の使い方や親近感を持てるようなストーリーを発信することで、SOYMILやROOFを使うことで結果的に社会を少しずつ変えているようなムーブメントを興していきたいと考えているからです

単なる豆乳であれば、SOYMILではなくスーパーで販売されている安価な豆乳でもいいはずです。また、どれだけ環境問題や社会課題を発信したところで、SOYMILで作った豆乳が美味しくなければ手に取りたいと思いません。

食にどれだけ特別感を出せるか、どれだけ楽しさを提供できるかがSOYMILの基本的な存在価値だと考えています。レシピ情報を発信することは当然のことですが、季節性や土地ならではの食材を活用した作り方、作り手や使い手など、様々な人のストーリーと併せて発信していこうと思っています。そして、SOYMILやSOYMIL KITを手に取る人が増えることで日本の里山や自然環境の回復につながるような取り組みを実施していきたいです。

これは、ROOFでも同じですね。堆肥化をするのであればROOFである必要はありません。また、生ごみを数キロ燃やしたところで地球が大きく変わることが無いのも事実です。

ただ、ROOFを使った堆肥化が楽しい!ROOFのイベントで新しい取り組みを知れた!堆肥を実際に使ってみたという人が少しでも増えていけば、結果的に大きなうねりになることでしょう。

また、ROOFにおいては開発に長い年月を要しただけでなく、様々な人の活用方法や想いについても触れてきました。この情報を発信せずに、商品の機能だけをSNSで発信するのはとてももったいないことです。

ブランドストーリーは、運営側の一方的な発信で自己満足に終わるのではなく、新しいファンの方や現在使用している方を含めて様々な方が、日常生活の延長線上に存在するように理解してもらい、触れやすいような雰囲気にしていくつもりです。


3.サービスを通した社会との繋がり

有機・オーガニックの部分と重なるかもしれませんが、取引先やユーザーの方が属する社会にどれだけ良い影響をもたらすことができるかがSOYMILやROOFの存在意義に繋がると考えています。

まだ、公開できませんがいくつかの自治体さんや企業と一緒にROOFコンポストのイベントを開催することが決まっています。サービスが人の輪の中で、どのように感じられ、どのように使われているか発信していきます。

また、どのコミュニティにおいても内輪感を出さずに、年齢、性別、国籍、思想信条、居住地域を超えて様々な人が入りやすいような雰囲気を作っていくことを目指しています。


SOYMILで取り扱っている大豆の収穫体験

また、ROOFやSOYMILにおいても、これまではコロナ禍等の理由でリアルイベント開催に辿り着けていませんでしたが、今年からはリアルイベントの開催を実施しようと考えています。



最後になりますが、運営者が楽しそうかどうかがすべてを決めると考えています。楽しそうで盛り上がっている雰囲気の場所には常にポジティブな空気が流れることでしょう。

まずは、運営である私たちが心の底から「楽しい!」と本音で言えるような運営を実施していくつもりです!

これからのSOYMILとROOFを一緒に創り上げていきましょう!



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