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サステナビリティを探究する旅② 名古屋編

先週、名古屋、岐阜、滋賀と尼崎を訪れて、どうしても話が聞きたい方々とお会いしていました。名古屋の次に訪れた岐阜では、岐阜市内に拠点を構える株式会社長良園さんを訪れました。

長良園さんは、地域の手土産菓子から、グルテンフリーやプラントベースなどのフリーフロム菓子、プロテインバーなどの機能性菓子、オーガニック認証菓子など。先進的で自然の恵みをいかした商品作りを行っています。


1.ポジティブな体験を届けることはとても重要

先日、名古屋を訪れた際には、サステナブルとプラネタリーバウンダリーについての所感を書きました。とはいっても社会課題や環境問題は解像度が粗いと「意識高くてついていけない・・・」とどこか他人事に感じてしまいそうです。

社会の変容には、人が起点であり、「楽しい」「美味しい」「愛してやまない」という想いがとても大事だと改めて感じました。

サステナビリティ以前に、美味しいからまた食べたい。喜ばれたからまた贈答品として送りたい。

こういう商品開発が極めて重要であると感じました。

長良園さん公式インスタ


2.定常(サステナブル)から再生(リジェネラティブ)へ

今回、工場を見学させていただきました。銀行員をやっていた時は工場見学だけでなくコンテナ船や倉庫を見学させて頂いたので、生産現場を伺えることを実はとても楽しみにしていました。

設備の話だけでなく、商品開発の話を生産責任者の方から、原材料を可能な限り岐阜県や近隣から仕入れて商品開発を行っていることも伺いました。また、有機JAS認証というと生鮮食品をイメージしますが、工場にも認可が付与される話や工程の話を伺い、とても勉強になりました。

また、ここで考えたのは「サステナビリティ」の概念とは異なる価値創出のあり方です。長良園さんは自社商品の中で何らかの理由で市場で価値が付かなかった原材料を加工食品として美味しく仕上げることで高い付加価値を世に出す取り組みを行っています。

とはいっても食品残渣や廃棄物がどうしても発生してしまいます。この取り組みを昇華させていくことで、経済を支える社会資本や自然資本などのストックを改善できる取り組みに繋がっていきそうですし、私がこれから取り組んでいく事業に繋がっていくと実感しました。


最後には、 長良園代表の市川さんも学生時代に香港、台湾や中国本土を訪れており、私が先日訪問した香港と深圳の話でとても盛り上がりました。

私はしばらくは日本国内で地道に足場を固めていくつもりですが、日本の外の人や文化と繋がり、交流することが心の底から好きで楽しいので、何らかの形で世界に発信していくつもりです。

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