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DAOで世界一のプロダクトを作る

DAO が作りだす未来に強烈に惹かれて、このドメインで世界一のプロダクトを作ろう、そう決めて一年半が経ちました。

DAOについて知識も人脈もない手探り状態から、アイデアを作っては壊しを繰り返して Senate というプロダクトに辿り着き、世界最大の分散型取引所である Uniswap と世界最大のレンディングプロトコルである Aave に導入されることが先月決まりました。
(トップ DeFi のガバナンスサイトに直接導入されるプロダクトは Senate が世界初)

まだ序章ではありますが、これまでたくさんの人に助けられてきたのでひとつの節目としてその道のりを書き起こしていこうと思います。

最初のきっかけ作り

Index Coop DAO で働いた経験から、DAOの未来を確信し、このドメインで一番大きくなるプロダクトを作ろうと決めたのが一年半前でした*

しかし、ベットする分野を決めたのはいいものの、チームメイトもいなければ、プロダクトアイデアもまだ決まっていない状態でした。

どこから始めるべきか。DAOについての理解度が浅い今の状態で考えつくアイデアはほぼ間違いなく質が低い。まずはこの業界のエキスパートになることを目指そう、そう思いいくつかのプロジェクトを試してみました。

一つ目は、This Week in DAOs* というメディアを友人と始めたことです。
DAOに関するニュースを集めて、面白いニュースやトレンドについて議論し、それを毎週Twitterスレッドにまとめてシェアするというものです。

シンプルなアイデアですが、当時DAOの情報が散乱していたためオーディエンスが着実に増えていき、MakerDAO、ENS、Aave チームにもフォローされる業界ではある程度認知されるメディアになりました。また、毎週アウトプットしなければいけないので自分たち自身の情報感度も自然と上がり、業界のトレンドを抑えられるようになってきました。

しかし、ニュースを追っているだけでは全体像は見えても、今どんな機会や問題が生じているのか、細かい部分は見えてきません。

プロダクトを作るためにもっと深く潜りたい、インサイトを誰よりも掴みたい。そのためにDAO業界のトップ層と繋がり直接質問できる方法を探して、この This Week In DAOs でポッドキャストをやってみようと思い至りました。

善は急げで簡易的なポッドキャストアカウントを作り、話しを聞きたい人たちにとにかくコールドメールを送りました。もちろんほとんどの人からは返信がきませんでしたが、最初に返事をくれたのが Spencer* という昔からこの業界で活動しているインフルエンサー&ビルダーでした。

初めてのインタビュー、しかも英語、相手が業界の有名人とあって、緊張しまくりで相手が何を言っているのかほぼ理解できず「that’s interesting」と言い続けて大失敗したのを今でも覚えています。

しかし、どうせ誰も聞いていないから失敗なんて気にすることない、それよりも数をこなしまくることだと思い、コールドメールを200件以上とにかく送り続けました。

幸いなことに、快く承諾してくれる人が数名見つかり、ポッドキャスト出演してくれた人たちの名前をリストアップしていったことでコールドメールの返信率が上がり始め、最終的に 1kx パートナーの Peter* や Rabbithole ファウンダーの Brian* など20人以上のDAOのトップ最前線を走る人たちと直接話すことができました。

もう一つ、友人と試したプロジェクトが和組DAO*です。
当時サンフランシスコの日本人Web3起業家の間で情報共有し合うフェイスブックグループがあったのですが、キュレートされた面白い情報がどんどん集まってきていたため、これをパブリックグループにすればたくさんの人たちが参加したくなるんじゃないかというアイデアが生まれました。

そこから、多くの人が参加できるようにフェイスブックグループをディスコードに移行。招待コードと共にみんなでローンチツイートしたところまさに ”バズり” ました。

和組DAOは、公開から一週間で参加者 1000人を越え、最終的に三ヶ月ほどで 5000人を超える日本最大規模のDAOコミュニティーへと急激に成長。

コミュニティー内でガバナンストークンとなるNFT ”WAGUMI CAT" を発行したり、内部で様々な活動グループを立ち上げ、あくまで友人との週末プロジェクトという位置付けでしたがDAOについて学ぶ貴重な経験となりました。

実際に Index Coop DAO* にてフルタイムで働いた経験も含めて(当時DAOでフルタイムで働いている人は世界に数百人くらいしかいなかったと思います)、自分の中でDAOの理解度が上がり始め、なぜDAOが重要な存在なのか、DAOはどのように社会実装されていくのか、クリアになってきたように感じます。

なぜDAOにベットするのか

最初にこのドメインに魅力を感じた理由は、クリプト業界が盛り上がってきた2021年 DeFi、NFT はすでに飽和している。しかし、もう一つのビッグテーマである DAO はまだ市場として証明されていない。ここには大きなチャンスが眠っているかもしれない、そんな浅い考えでした。

しかし、その魅力にどんどん惹かれていった理由はDAOの「どの国にも属さないインターネットネイティブな組織を作る」という点でした。

Index Coop DAO 時代に、同僚にこの会社はどこに登記されているの?と聞いたことがあり、その時貰った返答が未だに頭に残っています。

「Index Coop はどの国にも属していない、インターネット上にしかない組織なんだよ。」

今までは地方に住んでいた人が東京へ、途上国に住んでいた人がアメリカへとより良い機会を求めて移住することは当たり前でした。しかし、DAOが作りだす未来、どの国にも属さないインタネットネイティブな組織、によって住んでいる場所や年齢など関係なく、インターネットにアクセスできる人だれもが世界中の機会を自由に選択することができる世界へと変化していく。

自分は17才から20才まで東南アジアでほとんどの時間を過ごしました。
そこでフィリピンに住む、大学を出て、夢も持っているのにやりたくない職についている同世代とたくさん出会いました。

生まれた場所によって選択肢や可能性を制限されるべきじゃない。

そんな想いとDAOの作りだす未来に強い繋がりを感じた。
DAOにフルベットしたい、そう決めた根本の理由がここだと思います。

では、これからどのようにDAOは社会実装されていくのか。

現在 DeFi やレイヤー1, レイヤー2 などほとんどのインフラはDAO(ガバナンストークンを発行して分散化)になっている or 目指しています。

これらインフラプロジェクトがDAOを必要としている理由は、彼らが安全性や堅牢性を最も重要な要素としているからです。

例えば、DeFi のTotal Value Locked (現在の預かり資産) は $83B USD (9兆1300億円) を超えており*、金融のあり方を大きく変えるインフラへと成長しし続けています。しかし、そんな巨大な金融インフラを少数の個人や企業が独断で動かせる状態ではリスクが大きすぎる。

だからこそ、DAOを使って、このインフラのコントロール権を分散し、プロポーザルに投票するという民主的な方法でのみ管理、運営される状態を目指したのです。レイヤー1、レイヤー2 など他も同じ理由です。

これからも DeFi やインフラとなるプロトコルは増え続け、成長していくので、その根本を支えるDAOはそれだけでも価値がありますが、自分たちはDAOにもっとたくさんのユースケースが生まれていき、社会実装されていくと考えています。

例えば、Web2のオンラインコミュニティー。

現在のオンラインコミュニティーは一緒にゲームをプレイしたり、チャットすることは出来てもあくまで個人活動の範囲に留まっています。オンラインのコミュニティーが共同で何かを所有したり、購入するという機能は持っていません。

しかし、これらの無数に存在する Web2 オンラインコミュニティーはこれからブロックチェーン上に共同口座を作り、コミュニティーで何かを所有したり購入していく と思います。

Web2 ゲームコミュニティーがブロックチェーン上に共同口座を持ち、みんなでゲーミングアセットを購入したり共同所有するようになるでしょう。

Web2 オンラインファンクラブ(BTSのアーミーなど)がブロックチェーン上に共同口座を持って、コンサート前に巨大広告をNYCのタイムズスクエアに出すかもしれません。

コミュニティーが共同でアセットの購入と所有をするためにはテンポラリーのLLCを作るという方法もありますが、世界中にメンバーが散らばっているオンラインコミュニティーがどの国に法人を作るか、誰が代表として管理するのか、リーガルコストはどうするのか、など議論するでしょうか?

DAOというインターネットネイティブな方法を採用して、ブロックチェーン上に共同口座を持ちみんなで何かを所有、管理するコミュニティーはどんどん増えていくでしょう。

自分たちはこのDAOというツールが、DeFi やインフラプロジェクトはもちろん、オンラインコミュニティーの次の在り方を決める大きな存在になっていくと信じています。

アイデアを見つけたい

DAOへの確信度はどんどん上がっていくものの、プロダクトは全然うまくいきませんでした。

最初のアイデアは、DAO特化の福利厚生です。Index Coop DAO で働いていた時最も課題に感じたのが、チームメンバーのリテンション問題だったからです。DAOでは保険やストックオプションなどの福利厚生が一切なかったので、ここを補うプロダクトを作ればリテンション問題を解決できるのではないか、そう考えました。

しかし、メンバーのリテンションは、DAO参加へのハードルが低いことから組織にアラインしていないパートタイムの割合が多かった、というチーム設計の問題だと後に気付かされました。福利厚生などの応急措置的なソリューションでは根本的には解決できないということで断念。

次のアイデアが決まらなかったため情報収集メインの生活を続けていた頃、DAO同士がガバナンストークンをスワップするという事例が少しずつ増え始めました。しかし、その取り引きのほとんどがスマコンなしで、相手がトークンを送り返してくるのを信じてマニュアル送金し合うような状態。

このDAO同士の取引をより安全かつ効率化するツールを作れれば刺さるのではないか。
やっと自分が信じられるアイデアが見つかった、身体の内から熱くなっていくのを感じました。

ドキュメントにアイデアをまとめ、アムステルダムで開催されるハッカソンに参加してチームメイトを見つけ、合計3ヶ月かけてコントラクトを開発し Tandem というプロダクトをローンチをしました。*

しかし、ヒアリングしていく中で、DAO運営陣は今のマニュアルな方法に大きな問題を感じておらず、自分がトレンドを踊らされて重要ではない課題に何ヶ月も取り組んでいたことに気付かされました。その後すぐにサービスも閉じました。

他にもDAOの給与支払いツールなどいくつかアイデアを試しましたが、どれも信じられるほどのものではありませんでした。

最初の資金調達から2年が経ちました。何のプログレスやプロダクトもない、チームメイトすらいない。マンスリーレポートに書ける内容など何もなく、自分を信じてくれた投資家の方々にただただ申し訳なかった。

それに比べて、同世代の周りの起業家はメディアに取り上げられたり、プロダクトを伸ばしている。

自分は本当に起業家に向いているのか、才能がないんじゃないか、そんな想いが毎日頭を過ぎるようになりました。

そんな時、心の支えになってくれたのがサンフランシスコの日本人起業家である、同志や先輩たちでした。

信じられるアイデアが見つからず落ちていた時、それを察して Anyplace サトルさん* と Retreat 山田さん* がご飯に誘ってくれました。

から元気で喋りながらも消極的になっている自分に対して、

「人よりも結果が早く出るか遅く出るかは、こうへいの長い起業家人生の中では誤差だから気にすることないと思う。  それより、ここまでやって結果が出なかったら諦めがつくという境地まで自分が人事を尽くせているかどうかが大事。そこに至ってなかったら、絶対後悔する。紆余曲折あって苦労してきた起業家の方が俺は深みがあって好きだし、こうへいが挑戦し続けてる限り、情けないとは誰も思わない。」

と言ってくれました。
さとるさんと山田さんはこれを言葉だけじゃなく背中で見せてくれているからこそ強く強く勇気づけられました。

また、Noxx キヨさん* の存在です。

どんなに忙しい時も、日々事業に関する相談に乗って真摯に向き合ってフィードバックをくれました。気分が落ち込んでいる時は電話をくれて事業のアドバイスをくれながら「公平なら絶対に大丈夫」そう言ってくれました。

何も上手くいかない状態がずっと続いた時も、変わらず自分のことを信じてくれた、応援してくれたことが本当に嬉しかった。

起業家が挑戦し続けるためには、自分のことを自分以上に信じてくれる存在がいることの大切さを実感しました。

同志であるダッツ* やかっきー* 、SF起業家の先輩たち、ピンクさん、そして家族。みんなどんな時も変わらず応援してくれました。

こんな周りの人たちの想いに応えたい、その気持ちが逃げたくなる弱い自分の背中を押してくれました。

Senate に辿り着くまで

この頃、DAOに本当に必要とされているプロダクトはどうすれば作れるのか、少しずつ解像度が上がってきたような気がしました。

DAOのユニークなところは、これまでの意思決定の背景にあるディスカッションがパブリックフォーラム上にほぼ全て公開されているということです。

当時あったDAOプロダクトのほとんどは実際に存在する問題ではなく、Web2で企業向けプロダクトとして成功したものをDAOに当てはめて作ろうとしていました。自分もここに陥りかけましたがこのトレンドに沿ったプロダクト作りでは本質的には問題を解決できない。かつDAO自体の解釈も皆それぞれで違うのでインタビューに頼りすぎても危険。

だからこそ、このパブリックフォーラムで実際にペインを表現している人を見つけられれば、それが複数のDAOでも共通したものであれば、DAOが本当に苦しんでいるペインであり、取り組む価値のある問題なのではないか。

そこからは、とにかく読める限りのDAOのフォーラムを読み漁りました。朝起きたらオフィスにいき、夜になるまでぶっ通しで、DAOが開始した頃から今までの過去1-2年間分のディスカッションポストを読み続けました。本に換算すると30冊以上は読んだんじゃないかと思います。

そんな生活が一ヶ月くらい続き、そこで得たいくつかの仮説を実際にDAOで働いている友達とディスカッションしていく中で、少しずつ信じられるプロダクトへの道のりが見えてきました。

まず、DAOとは何なのか、自分の中でも曖昧な存在でしたが、意見が固まっていきました。

DAOとは、ブロックチェーンを使ったガバナンスツールであり、コミュニティーが共同でアセットを所有、管理するためのものである、ということ。

だからペイロールやタスクマネジメントなど既存のDAOプロダクトのほとんどは本質的な価値には繋がらないのです。

では、DAOを使うコミュニティーにとっての本当の課題とは何なのか。

ブロックチェーン上で共同でアセットを所有することは簡単なのですが、コミュニティーでそれをどうやって管理するか、共同で意思決定するプロセス、このガバナンス問題が一番のペインだったのです。

実際に自分がフォーラムを読み漁っていた期間、MakerDAO, ENS, Balancer で同時期にガバナンス関連の問題が発生しており、コールした人がみんな口を揃えて同じことを言っていました。

「ガバナンスがカオスすぎる」

思い返せば、自分が Index Coop DAO で働いて時も大量のディスカッションと散乱したプロポーザルにうんざいしていましたし、実際に今何が起こっているのかキャッチアップするのに多くの時間とエネルギーを割かなければなりませんでした。

DAOで一番のプロダクトを作ること = DAOガバナンスで一番のプロダクトを作ること

そう、自分の中で確信しました。

2023年6月現時点でも DeFi のガバナンス参加率は平均 3-5%* で、多くのプロポーザルが最低投票数にリーチできずに失敗しています。(Aaveでは先週二つのプロポーザルがこの理由で失敗)

このガバナンス参加率の問題を噛み砕いていくと、ガバナンストークンを持つほとんどの人に参加するインセンティブがないことも問題なのですが、その解決策として去年からデリゲーション (委任制) が始まり積極的に参加する人たちが生まれていきました。しかし、未だにその投票率は大きく変化していない。

ガバナンスにアクティブに参加している合計50以上のデリゲートや企業とインタビューコールをして気付いたことがあります。

ガバナンスにコミットする多くは複数のDAOガバナンスに参加しているのですが、各DAOそれぞれが3つ以上のガバナンスプラットフォーム(ディスカッションフォーラム、オフチェーン、オンチェーン etc)を持ち、各プロポーザルがバラバラなタイミングでライブになり、ガバナンス参加する上で必須な情報が混雑し各プラットフォームに散乱している状態なのです。

「DAOガバナンスに参加するUXを10倍簡単にするワンストップのソリューションを作ろう」
そんなアイデアから生まれたのが Senate です。

Senate は、様々なガバナンスプラットフォームに散らばった情報(プロポーザル、投票ステータス、期限など)をユーザー毎にパーソナライズして一つの場所にアグリゲート、また必要なタイミングで通知するというプロダクトです。

最初のプロトタイプを去年夏に Ethcc ハッカソンで出したところファイナリストとインフラ2位に選ばれ*、次のバージョンを去年一番大きなハッカソンだった ethonline で出したところ Aave と Optimism からベストコミュニティーインフラに選ばれました*。 
この二つのプロトタイプを作り上げたチームメンバーがコーファウンダーとなり、現在のバージョンをローンチしたのが約三ヶ月前です*

Senate Labs

そこから Gauntlet、GFX Labs、Stable Lab などのDAOガバナンスに参加するトップ企業に利用されるようになり、ユーザーの声で少しずつ広がり始め(過去80日間のリテンションレートは 51% 超)、

そして、先月世界最大の分散型取引所である Uniswap* と世界最大のレンディングプラットフォームである Aave* のガバナンスサイトに導入されることが決まりました。

外部プロダクトが Uniswap や Aave などの Top DeFi のガバナンスサイトに直接インテグレートされるのは Senate が世界初です。

ファンデーションとのやり取りを経てこのパートナーシップが決まった時、全身の毛穴が解放するような興奮がありました。ついにDAOで一番を取れるプロダクトへの突破口を見つけたかもしれない、そう感じて震えが止まりませんでした。

DAOで世界一を取る

アイデアが見つからない、真っ暗なトンネルのように感じる時期が続いたこともありましたが、結果的にDAOで世界一を取れる、そう心から信じられるアイデアとそれを形にするチームと出会い、 Uniswap と Aave へのインテグレーションを獲得するところまで来れました。

ここからは、まず Aave と Uniswap で導入の実装を完了させてポジティブなメトリクスを出すことに集中、そして他プロトコルとのパートナーシップへと一気に広げていきます。

ガバナンスに課題を感じているのは DeFi だけではなく、 レイヤー1, レイヤー2などガバナンスを持つ全てのプロトコルも同じ。

だからこそ、Defi, レイヤー1, レイヤー2 など全てのプロトコルとパートナーシップを結び、彼らのガバナンスに欠かせないプロダクトとなる。次のブルマーケットが来るまでに、業界スタンダードなDAOガバナンスツールとしてのポジションを獲得すること。それが自分たちの直近の目標です。

このパートナーシップを拡大していくために先日プロトコルのファウンダー/ガバナンスリード/コアメンバーの方々からエンジェル出資を受けました。

少し挙げると、
毎月100万以上の投票がされている最も利用されるDAOガバナンスインフラ Snapshot のファウンダー Fabien* 、トップ5の大きさを誇る分散型取引所 Balancer のファウンダー Fernando* 、DAO界トップのインフルエンサーでjokeDAO のファウンダー David Phelps* 、メタマスクを開発、運営する Consensys にてガバナンス部署をリードしている Cameron* 、イーサリアムのレイヤー2 Starknet のガバナンスを担当する Daven* 、Gnosis Safe を開発した Gnosis DAO のコアデベロッパー Auryn*

また、MakerDAO、Uniswap、Optimism など各プロトコルでガバナンスをリードするコアメンバーを含めてDAO業界でキーマンとなる合計20人以上の方々から支援を受けることができました。

ここまでの道のりはジェットコースターの様で、思うようにいかないことの連続でしたが、DAOガバナンスで一番を取るための最初の準備は整いました。

これからはユーザーとフィードバックループを回しながら Senate を引き続き開発、そしてパートナーシップを拡大させていくエグゼキューションです。

まだ物語は始まったばかりですし、また想定外なこと失敗の連続かもしれないですが、ゼロから共にここまで作り上げたコーファウンダー Paulo と Andrei とならなら DAO で世界一を取れる、そして日本人として世界中の人たちに使われるプロダクトを作れる、そう信じて、前だけを向いて全力を尽くしていこうと思います。

明後日から日本に一時帰国しますので、もっと話を聞いてみたいという方、ご連絡ください。 ツイッターはこちらです

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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