最後に勝つ会社になるには

おはようございます。
三井滉平です。

最近、寒さが爆発していて外に出るのが辛いですね。リモートワークできる状況で良かったと心底思います。

さて、今日は【勝つ会社になるには】というテーマで書いていきます。

knowerのリリースが迫り、競合が出てきた時にどう考えたらいいのか最終的に勝てる会社になるには何を意識したらいいのか過去勝ってきた会社は何が違うのか、そんなことを考えたので、そんな感じの話です。


競合はどう考えるべきか

まず、サービスが上手くいけばいくほど、競合は必ず現れるはずです。しかも、いち早く儲かる市場(サービス)を見つけ、形にしてリリースしてくれる会社なので、結構強めな会社が参入してくるはずです。

だからこそ、大手が手を出せないようなニッチな市場から攻めたり、競合優位性や参入障壁を高速で築いていくことが必要なのですが、いずれにせよ、競合が現れ、真っ向勝負になる瞬間が必ずくるはずです。そして、そこに勝ちきれば、キュレーションという市場を独占していけるはずです。

じゃあ、”競合”をどう考えたらいいのか。競合は必ずしも悪なのか。

僕は、”悪”ではない、むしろウェルカムな存在だと思っています。

というのも、僕はサービスが世の中に浸透しきるには二つのステップがあると思っています。

①行動変容を促す(新しい概念を理解する)
②サービスを比較検討して利用する

この2ステップです。前にも少し書きましたが、新しい概念のサービスを世の中に出しても、人々がその概念を理解し、行動変容が起こるには時間がかかります。クラウドファンディングがやっと根付いてきたように、キャッシュレスが少しずつ浸透してきたように、人の行動を変えるのは、お金があればできるものではなく、時間がかかるんです。

この第一ステップがめちゃくちゃ大変で、一社でやりきるにはどんなに資本があっても難しかったりします。事実、PayPayが出た時も、PayPayは圧倒的な資金力でしたが、LINEPayやメルペイ、OrigamiPayなど、他にキャッシュレスを推進する会社が山ほどあって、それぞれが広告費をガンガン注ぎ込んでいたからこそ、キャッシュレスが浸透していったわけです。

PayPay視点から見れば、LINEPayのCMは、確かに競合にユーザーを奪われるから”悪”なんだけど、「キャッシュレス文化を浸透してくれてる」と考えると、めちゃくちゃありがたい存在なわけです。

①行動変容を促す(新しい概念を理解する)
②サービスを比較検討して利用する

ユーザーはこの順番でサービスを使うので、①は競合と一緒にやって、②で勝てば、①でかかるはずだった資金や時間を競合と分割できてハッピーなんですね。

だから、競合は敵対視せずに、むしろ歓迎すべき存在です。それは強がりではなく、ユーザーへの行動変容を一緒に促してくれ、自社にとっても利益に繋がる存在だからです。

(最近は、音声市場とかLive配信市場とかが肩を組んでいて、キャッシュレス市場はそろそろ肩を組むのをやめて潰し合いに入った感じがするなー。)


勝負は最後。最後に勝てるかが、運命の分かれ道

有名な話ですが、Googleも一番最初の検索エンジンじゃなかったし、Facebookも数番目かにリリースされたSNSで、AppleもPCを作った最初の企業ではありません。起業は面白い世界で、1番最初にスタートした会社が勝てるわけじゃなくて、最後を取った会社が総取りする世界です。

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