見出し画像

スタートアップの難しさを再認識

おはようございます!
三井滉平です。

今日は「定点観測」の投稿です。

毎週土曜は「定点観測」として、1週間の振り返りと翌週への意気込みを書いていきます。

事業に対して今週はちゃんと進んだのか、進んだ気になっていないかを、毎週同じフォーマットで振り返ることで、客観的に自分たちを把握していければと思います。

それでは、行きます。

今日は【1/17(土)~1/29(金)】の週です。

(※ちなみに先週の振り返り記事はこちらです。)

※このnoteは普段は月額600円で毎日更新している有料マガジンを、最後まで無料公開した記事です。社内報を一部編集したnoteのため、多少のわかりにくさはご了承ください。



【振り返り】改善が始まった

先週1/19(火)にβ版をリリースして、1週間が経ち、使ってくださるユーザーさんが出てきたりと、サービスとしても少しずつ数字が出てきました。まだまだ認知度も低く、数字といっても、ほんの少しですが、”データ”と呼べるものが出来てきました。

今後は、このデータ(定性も定量も)を元に、knowerを最高のプロダクトにするために改善を繰り広げていく日々なのですが、今週はようやくその一歩目に足を踏み入れた気がします。ユーザー体験上、直さないといけないマイナスを0にする改善だけじゃなく、もっとこうしたらよくなるかもの0からプラスにする改善もスタートしました。

▼改善状況はTwitterにて随時更新中。

***

この改善作業が、めちゃくちゃ大変ですね。

マイナスを0にする改善はわかりやすいのですが、0からプラスにする改善は、考えられるパターンが無限にあって、「じゃあ何から改善する?」を決めることがめちゃくちゃ難しかったです。

限られたリソースの中で、改善できる項目には限りがあります。その中で優先順位をつけて改善していくことってこんなに難しいのかとスタートアップの難しさを再認識しました。加えて、例えリソースが無限にあっても、やたら機能追加をしたらいいわけでもなく、その辺のセンスが問われる期間だなーと気を引き締め直しました。

とはいえ、自分たちにグロースするC向けサービスを作った経験があるわけではないので、常に勉強しつつ、誰かの意見を聞きつつ、とにかく手数を多く検証していけるような体制作りにはコミットしようということだけは決めました。

結局は、リソースが尽きるまでに、価値あるプロダクトまで持っていけるか勝負だと思っていて、その為にどれだけ仮説をたて、検証しまくれるか、です。仮説の精度も大事ですが、検証しないとわからないことだらけでもあるので、とにかく足を動かしながら、回転数や手数を増やすことに注力はしていきたいです。

よくある記事や本で、スタートアップは回転数やスピードが大事って書かれてますが、やっと腑に落ちたのが今週です。改善むずい。



【一番の学び】自社サービスに集中せよ

今週学んでいたことは、やっぱり改善系のことですね。ですがそれとは別で、学びというか個人的な価値観の再認識ができたので、その事を書いてみます。

今週、一番心が動いたことです。

スタートアップ界隈(それ以外でも、日本中でかな)での今週の一番のニュースはなんといっても「Clubhouse」の大バズりです。なんのSNSを開いても、「Clubhouse招待してください」とか、「Clubhouse始めました」とか、「Clubhouseでイベントやります」とか、そんな投稿ばかりでした。

それを眺めていた僕個人の感情は「悔しい」でした。

Clubhouseのチームに接点はないですし、恨みがあるわけでは1ミリもないのですが、自分が関わっていないサービスがバズりまくっているのを見ると、凄まじく悔しい気持ちで一杯でした。これは過去形ではなく、今なお、悔しいです。

部活で公式戦に負けた感じ。テストで低い順位をとった感じ。

サービスの凄さとか、考察とか、そんな気持ちより、ただ、悔しい。

Clubhouse側は僕らみたいな弱小スタートアップのことなんて知りもしないし、Clubhouseに熱狂している数万人も僕らのことを知りもしない。それが悔しくて、勝手に負けた気になって、うわああってなってました。

起業家なら流行りものはいち早く使うべきだし、誰よりも早くハックできるか探すべきなので、これは要らないプライドなのかもしれませんが、今回は反射的にそう思ってしまいましたね。(あ、一応ユーザーとしても配信側としても使ってみてはいます。)

で、悔しいながらも、なんで流行ったのかとか考えて、自社サービスに当てはめてみたりとか、色々と考えましたが、結局は最初に思いついて、今も信じているknowerの仮説を忠実に検証していくだけだな、って落ち着きました。

流行り物とか、きっとこれからも出てくるだろうし、knowerと全く同じような競合も出てくるはずです。でも、その時に踊らされることなく、焦って道を踏み外すことなく、ただ自分たちに出来ることは自社サービスに集中することしかないです。

粛々と、黙々と、knowerをみなさんに使ってもらえるように、改善していきます。

そんな事を思った、1週間でした。



【翌週へ】データ分析スタート

今週から改善はスタートしましたが、徐々にデータが出始めたので、よりデータを見ながらのデータ分析をスタートさせていきます。(まあ、多くの人がイメージするデータ分析ってほどデータは溜まってませんが、、)

「GoogleAnalytics」や「サービス内のデータベース」などの数字を見ながらの”定量分析”と、実際に使ってくれたユーザーさんに話を聞きにいく”定性分析”をスタートしていきます。

knowerは誰でも簡単に効果が高いコンテンツ(=キュレーションコンテンツ)を作成できるツールだと仮説を立ててスタートしています。発信者はブログより簡単にストックコンテンツが作成でき、しかもブログより反応率が高い→続けよう!となっていたらいいなという想定です。

実際、反応率が高いことは、Twitterでのクリック率で証明できつつあり、明らかに他のリンク付き投稿よりもクリック率が高いです。これは僕の投稿だけじゃなく、他のユーザーさんに聞いても同じような結果が出ていたので、反応率の証明はできそうだなと思っています。

ただ、この辺もまだ母数が少ないので、もう少し多くの人にヒアリングをかけていき、ちゃんとデータで証明していきたいです。

そんな感じのことを、一つ一つ、しっかりと証明していく日々が始まります。

大変そうですが、楽しみな部分も大きいので、ワクワクします!

ってことで、来週も頑張ります!!!

***

と言うわけで、今週の定点観測でした!!

おわり。


備考:今週更新の記事たち

今週も毎日更新してました。読み忘れていた記事等あれば、ぜひ週末に!

【1/23(土)】
先週の定点観測です。リリース直後のドタバタが書いてあります。

【1/24(日)】
何気ない時に起こる会話が大事だなと思った話。

【1/25(月)】
リリースしてみての気づきを少しだけ書きました。

【1/26(火)】
ああ、悔しいなあと思った日の感情をつらつらと。

【1/27(水)】
仮説検証の数を増やすことが大事で、仮説を立てるのは得意だけど、検証が少し苦手だから、そっちが回るような体制を作りたいって話。

【1/28(木)】
目標があるなら、そこを目指すために絶対にしてはいけないことがある。

【1/29(金)】
今の数字はいいのか悪いのか、チームとして認識を揃えたいよねって話。


※このnoteは、社内報を編集した記事となっています。有料マガジンなので、内容についてのSNSへの転載はご遠慮ください。(SNSでの感想は大歓迎です!!)

「knower運営会社の社内報」
No:#45
Title:スタートアップの難しさを再認識
Date:2021.01.30
Written by:KoheiMitsui

▼毎日更新中。読むの忘れてたnoteがあれば、ぜひご覧ください。



ここから先は

0字
【毎日更新】役員全員が20代前半のスタートアップの毎日をお届けします。喜びから、苦悩まで、日記感覚でお楽しみください。

個人のキュレーションサービス「knower」運営会社で毎日更新されている社内報を更新します。サービス機能や改善の舞台裏から今後の展望、そし…

この記事が参加している募集

ご支援ありがとうございます!