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マーケティングとブランディングで見落としてはいけないこと

本当にありがたいことなんですが、マーケティングを、ブランディングを、と僕にご依頼いただく方の中で、広告とLPを手っ取り早くスタートしたいとおっしゃる方がいらっしゃいます。
確かに、当たるかわからないインスタでコツコツやるよりも、広告で広くリーチを作ってバンッと売れた方が楽な気はするけど、それって本来重要なところを見落としてるかもしれないですよってことについて簡潔に書きたいと思います。

マーケティングとは?ブランディングとは?

めちゃめちゃ無邪気に語弊を恐れず言うと
・マーケティングはお客さんを深く理解すること
・ブランディングはお客さんにどんな価値を届けるか策定すること
だと考えています。

初回のヒアリングで早々に、
「なんかいい売り方ないですかね?」
とか
「あたらしいアイデアないですか?」
とおっしゃる方はいらっしゃいますが、
そんなウマイ話あったら僕も教えてほしいわけです。

あえていうなら手っ取り早い方法としては、コツコツインスタして無料集客で頑張るよりも、広告とLPで有料集客してROAS何百%出してる事例ありますよ、というと確かに目を輝かせてお話を聞いてくださいますし、そこに最短で辿り着きたいと思う気持ちもよくわかります。

お客さんを置き去りにしない

ヒアリングをして僕からいろいろご提案させていただく流れになるわけですが、ヒアリングでは往々にして、
・とにかく売りたい気持ち
・商品へのこだわり
の2つにベクトルが向いた話で終わる場合が多い。あと頑張ってUSP(独自の強み)ってところでしょうか。
そうすると、お客さんのことを見落としてしまっていて、お客さんにその商品が本当にフィットするのかという話がすごく曖昧なまま進んでしまいます。
お察しの通り、これは僕の失敗談でもあります。

多分お客さんにもいろんな人がいるはずで、そこを一括りに考えてしまってはダメだし、ブランドがお客さんへお届けする価値についてちゃんと深堀りしないと、今後の発信に一貫性がなくなってしまうし、ということがあります。
そうなると本来僕に期待していただいてるはずの
・マーケティング
・ブランディング
の2つを目的にしたプロジェクトではなくなってしまいます。

重要なのはテクニックではない

担当の方は売上作れればいいと考えてると思うし、もちろん売上作るために僕もやってますから、それも大事なことです。
しかし僕がブランディングにこだわっているのは、広告で集客するのも大事だけど、それはただのテクニックでしかないからです。

そんなひとつのテクニックで一時的な売上を作るのではなく、「私にとって、このブランドはなくてはならない」と継続して指名買いしてもらうことがブランディングの目指すところだと思ってますので、むしろお客さんを選んで、その人たちに最大限の価値をいかに届けるのかってところに時間と労力を割かなければいけません。

「お客さんを選ぶ」というとなんとなく残酷に聞こえますし、それに対して消極的な方はすごく多い印象です。でも実際興味ない人に広告打っても仕方ないですし、逆に刺さるお客さんには心を撃ち抜くつもりでぐっさり刺さってほしいわけですね。
お客さんが2人3人想定できる場合にはLPも2つ3つ作りますし、それに合わせて広告も複数作ります。
でないと曖昧でぼんやりしたLPが出来上がります。とにかく万人受けを目指すのが一番よくない。

そのためには、多分僕一人が考えて提案したことが正解でない場合もあって、担当の方も一緒にブレストしたりこういう風にブランドを育てていきたいという明確なイメージが必要で、それを擦り合わせてブランディングを進めていく必要があります。
そしてプロジェクトが終わったあとも、そのブランドのアイデンティティに則って発信やプロモーションをしていただきたいし、なんなら引き続き僕に仕事を依頼してくだされば最高です。笑
冗談はさておき、ささっとLP作って済む話じゃないってことです。

話を聞いたら、LP作るよりもメルマガとキャンペーンでリピート顧客を取り戻せるんじゃない?ということも全然ありますから、広告+LPが最重要ではないといことですね。
つまり、テクニックはテクニックでしかないということです。

お客さんを深く理解して、その人が商品を買わなくてはいけない理由を提示していけたらいいですね。
ありがとうございました。

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