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2025年3月に「夢における空間論」を書き上げるまで

旧「2023年3月に博士論文を書き上げるまで」。博士論文を書き上げるまでの日々を綴っていました。今は延長戦中です。月に1回フランクな研究報告書がとどきます。どうVR×建築の研究が…
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#論文

研究日記2024年2月の報告書

1. 東京都現代美術館での展覧会、大詰め現在、自作を3作品展示中の東京都現代美術館にて、2月23日、2月24日にギャラリーツアーを実施した。23日に1回、24日に2回実施し、各回ともに20人から30人の方が参加してくださったようだった。 3月2日にも1回、3月3日にも1回ギャラリーツアーを実施する。Virtual Renovationのデモも、特段トラブルがなければ、この機会にのみ体感してもらえる。 日時|①3月2日(土)16:00~ ②3月3日(日)17:00~ 各回1

研究日記2023年5月の報告書

1. Podcast「だれかとどこか」のアップロード4月から東大の助教2人でひたすら議論するPodcastチャンネルを始めた。今月も無事に週ごとに4本の動画と音声をアップできた。1週か2週に一度くらいVRや能や夢について自由に議論する時間は、それ自体以上に、あとから見返す機会が貴重なものとなっている。自分が何を話していたのか、話していた時の記憶と記録は、まるで結びつかない。自分も自分の話から想像を深める。まるで刺激をそこに保存しておいておくような感覚がある。 編集は時間がか

研究日記2023年4月の報告書

少し前のnoteでこのマガジンは「2023年3月に博士論文に書き上げるまで」の延長戦として、「2024年3月に夢についての原稿を書き上げるまで」として継続することを決めた。少し遅くなってしまったけれど、長かった4月の間のことについて少し書いておきたい。 大学のことはじめこの4月より、東京大学大学院で特任助教に着任した。

2024年3月まで「夢における空間論」延長戦のお知らせ

4月はあまりに多くのことがゆきすぎて、異様に長かった。身体の代謝が高いと時間がゆったり流れるという話を小耳に挟む。4月の時間が流れ始めるにつれて、この3月までの時間は止まっていたのではないかと思う。 5月の時間は、再び速く流れている。気がつくとひとつきが終わりに近づいている。 この2ヶ月ほどずっと悩んでいた。博士3年間の振り返りをしてみようと思ったのだが、どうにもうまくいかなかった。 今振り返ると、特に忙しくはなかった気がする。16平米ほどの狭い部屋で3年を過ごした。ひ

2023年3月博士論文合格の報告書。

東京大学大学院工学系研究科の博士課程を修了し、無事に「博士(工学)」を取得いたしました。さまざまな形で応援いただいたみなさま、ありがとうございました。 1. 学位取得のお知らせ2021年の11月からこのマガジンを始め、連載回数15回以上にわたり、博士課程での生活について色々なことを報告してきた。迷ったこともあれば鬱になったこともあったし、楽しいこともあった。いろんな人と対話し、スタジアム研究したり能面の作品を作ったり色んな寄り道もした。無事に学位を取得できてひとまずは良かっ

博士論文2023年1月の報告書。

さる1月26日に、博士論文の最終版を提出した。あとは判定待ち。さあどうなるか。

博士論文2022年10月の報告書。

10月中旬すぎになって9月末に提出したコンペの1次審査の通過知らせが届き、博論もふくめて今月の追い込みはさらにてんやわんやとなった。そのおかげで季節はほとんど記憶にない。 10月の前半にかけては少しのあいだ落ち着いて博士論文を進めていた。主に章立てを整理し、本文を書き進めていった。現段階の構成はこの記事の下に載せている。先月末の怒涛のコンペ提出と論文提出が終わってからの小休止。というか11月初旬にかけての追い込み。のはずだったのだが。 (コンペへの参加宣言や意気込みなどは

博士論文2022年9月の報告書。

博士論文の提出が11月17日だと思っていたら実は11月7日で10日も期限が早まり、焦りに焦っている。 このnoteは博論提出までの七転八倒を綴るマガジンなのでその話を少し。 僕の見る範囲では9月に入ってから正確な博論審査のスケジュールが掲載された。したがって正確な期限を知ったのもその時。実は博士論文の制度についてきちんとした説明はこれまで一度もない。普通は入学時などに学科ガイダンスのようなものがあると想定されるだろうけれど、存在しない。 ではどうするかというと、入学して

博士論文2022年8月の報告書。

あまりに長い暑い2ヶ月だった。クーラーの効いた部屋に閉じこもっていると身体が疲れてくる。夏が始まる前に体力を上げておかなくては、と改めて思う。とはいえ冬も冷える。身体の筋肉量と代謝は常に高い方が良い。7月に鰻を食べておかなかったのは痛恨事だった。菖蒲湯や柚子湯、七草がゆや鰻など日本の文化はやはり自律神経を保ちながら四季を過ごすためのものという気がする。そういえば寺は涼しかった。特に庭の周りはひんやり。庭はクーラーなのかもしれなかった。浄土教の寺は、形式として複数の庭と空間が入