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家を買わない人は失敗しているのか!株との比較

今回は前回からの続きで、株と不動産の比較について書きます。

まず不動産のメリットですが前のNOTEでお伝えした通りインカムゲインとキャピタルゲインがあります。

アメリカ、とくにカリフォルニアの家というのは空室率が非常に低いです。そのエリアのマーケットに適した相場でテナントを募集すればすぐに借り手が見つかるので空室の期間はほとんどありません。しかも頂けるお家賃も契約ごとに上がるので日本の不動産投資と比べるとかなり良い条件と言っていいと思います。

また、お家賃を頂いてる期間もその物件の価値は上がり続けるところもポイントです。アメリカではエリアにもよりますが数年で家の価値が2倍になることも珍しくないです。例えば、8年前に20万ドルで初めて買った自分の家は今は2.5倍の50万ドルになっています。家が古くなっていくのに価値が上がり続けるのは最高ですよね。

これだけ聞くとアメリカの不動産って素晴らしいと思われるかもしれません。実際に自分も持っている家のおかげで資産は増えていき、もう昔のような厳しい生活に戻ることはないと思います。家を長くキープすればするほど、その後の人生が楽になると考えています。

ここまで聞くと良いことしか話していないので「不動産、アメリカの家って最高やん!」と思われるかもしれません。


次に株と比較するために家を買うために大変だった道のり、家を維持し続けるためにそれなりに大変なデメリット的部分を話します。


1.家を購入するまでの道のりが長すぎる

自分の場合、本格的に家を買うと決めてから購入まで2年ぐらい掛かりました。当時の自分の給料は最低賃金に近かったため、まず住宅ローンの申請を承諾してくれる金融機関が絶望的で本当に苦労しました。(これは自分のビジネスが小さすぎて稼ぎが少なかった個人的問題ですが。。)

諦めずに、話させてもらえる金融機関をまわり続け、低所得者向けのローンが見つかり、ようやくPre-approval Letterというローンの仮承認をもらい家を探し始めるのですが、そこからがまた絶望的に長いのです。長いというのはアメリカ(とくにカリフォルニア)はいつの時代も売り手市場です。売りに出されている家には、いつも数十人のバイヤーから買いたいというオファーが入るので交渉すらもさしてもらえないのです。

結局、自分の理想/希望の家やエリアは完全に捨てて、片っ端からロサンゼルス郊外の家にオファーをし続けてようやく購入できたという感じです。


2.メンテナンス費用

日本でもそうだと思いますが家を買えば修理は全部自費でしなければなりません。(※タウンハウスはHOA:管理業者が負担する場合もあり)

アメリカの家は大きいということで素敵と思われるかもしれませんが、大きければ大きい程、メンテナンスする部分も物理的に増えます。多くの家はお庭も大きいですし芝生の手入れなど管理するのが大変です。ロサンゼルスはプール付きの家も多いですが、クリーニング費用など出費もスゴイです。


3.固定資産税などの税金

家のオーナーになると固定資産税を支払わなければなりません。アメリカの場合、州によって税率は異なるのですがカリフォルニアに関しては物件の価値の約1%です。手持ちの現金が少ない人にとってはかなり厳しいですよね。自分の場合は、火災保険や地震などの保険にもガッツリ入っているのでこのあたりの出費はかなり痛いです。

上記の3つは一部であり、他にも家を持つことで大変な部分がたくさんあります。


ここで株の話に戻ります。自分は株を買い始めてまだ数か月の素人ですが、家を買わずに株に投資した場合のメリットを3つ話します。


1.いつでも好きな時にストレスなしで株が買える。

自分は一つ目の家を買うのに約2年も掛かりました。もちろん毎日一日中、家を探しているわけでではないのですが、家を探すために使った時間は大きいです。これだけ時間を費やして買えないかもという不安からストレスになり自分の仕事にも影響しました。

ここで株を買ってみて思ったことなのですが、お給料の高い方や、既に他で資産運用ができている方は逆に家を買わない方が、お金を効率的に増やすという面では良い結果が見られるのでは?ということです。

自分の場合、家を買う前は投資どころか貯金も少ない状態でした。家を探すのにかなりの時間をとられ仕事に影響したといっても元々、低収入なのでダメージも少ないです。これがもし高収入、とくにアメリカは日本と比べお給料が高いこともあり家を探して本業に支障があっては大変です。

現に、自分の友人でお給料の高いと言われる医者や弁護士をしている人達もいますが家を持っていない人も多いです。高収入でも家は持ちたくないという人は意外にけっこういるんですよね。その友人達にも「そんな苦労してまで家を探すのに気になれない」とよく言われたものです(笑)。


2.メンテナンスの心配がいらない

家は、必ず劣化するのでその都度メンテナンスしなければなりません。こればかりは家の新しさや広さによって変わるので年間いくら掛かるとは言えませんが水道管や屋根の修理などは決して安くありません。この点は株はメンテンナンスする必要がないのはいいですよね。それと何より、ストレスも軽減されます。


3.流動性リスクが低い

すぐに買い手の見つかるアメリカとは言え、不動産投資は流動性リスクの高い投資です。株は欲しい銘柄を欲しい分だけ買えますが不動産は、家の内覧、売買金額の交渉、契約など、一つの売買を成立させるのに多くの業者が中に入り、それなりの時間が掛かります。


最後に個人的意見

上記の3つからも、アメリカで家を持ってなかったとしてもそんなに悲観的にならなくても良いのではと思います。もっと具体的な数字を出して本当は話したいのですが、まだ株を始めて数か月の勉強の身文なのでスイマセン。

下の動画は、株式投資家の酒井潤さんが素人の僕に不動産と株についての比較を分かりやすく話してくださった動画です。参考になれば幸いです。

最後まで読んでくださりありがとうございました!この株と不動産の比較についてのテーマは今後も情報発信していきたいと思っています!

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