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#46【鬼時短より】長時間労働の魔力(2024/03/01)

こんにちは、旅行系webエンジニアのこへいです。

地方再生のプロフェッショナル、木下斉さんのVoicyで「電通で残業60%減、成果はアップ」を実現した小柳さんの著書「鬼時短」について知りました。

時短によって成果を爆上げするための肝が詰まっております!!

今回はやらされている長時間労働ではなく、自ら進んで長時間労働をする合理性についての話です。

〇長時間労働の魔力

長時間労働が成果を生む仕事

電通は会社と会社をつないでビジネスを作る仕事をされており、成功の肝は関係性構築です。広告代理店のイメージが強いですが広告は事業の一部でしかありません。

ヨーロッパの貴族が独占するスポーツの放映権の獲得などは、「〇〇円出すので下さい」といっても買えるものではありません。
こいつに売っても良いと思っていただけるような関係性が不可欠であり、膨大な時間をかけて構築しているとのことです。

「普通の方々にはマネできない苛烈な働きぶりだからこそ、取引先から格別の信頼をいただいてきた」という自負もありました。

鬼時短より

というように、長時間働くことで圧倒的な成果を出しており、やらされているのでなく、自らの意思で働いていたという事実があります。

長時間労働で成果を出していた私

私が所属する会社は受託のシステム開発をしており、まだベンチャー感が強い5年ほど前までは電通の成果の出し方と共通点があったように思います。

顧客に対して少人数のチームを組む個人商店スタイルで、顧客の信頼を獲得することで案件をいただき、顧客の要望を柔軟に対応することで満足いただきます。

ウォーターフォールという上流工程で決めた内容の通りに作るので途中の変更は受け付けないという開発手法が主流な中、プロトタイプを爆速で作って動きを見ながら細かい要望を詰めていくスタイルを取っていました。

様々な要望をいただき、それに対してより良い動きを提案・実装して、より良いモノを作り上げていくという過程は非常に楽しいです。

楽しいし、顧客も満足してくれるし、バリバリ働くことでスキルも向上し、より大きな仕事が出来るという状態だったので、進んで長時間働いていました

〇長時間労働の魔力がきれる時

バリバリ働いて、バリバリ成長して、バリバリ成果を出すという働き方には一定の合理性があると実感しています。

しかし、年齢を重ねていくと、若い時のような無理が効かなくなるとか、家族を持つと、長時間働くことを続けることが難しくなります。
電通も50代の方でもバリバリ働いていた。むしろ、そういう働き方が出来る人だけが残れたとのことです。

私の職場も成長していくについれて、平均年齢も上がり人生のステージが代わっていくメンバーが増え、昔のような働き方が当り前でなくなってきています。長時間労働を理由に去っていったメンバーもいます。

そもそも長時間労働に耐えられる人は人類の中でもマイナーであり、さらに人材の供給制約が厳しくなる現在では、長時間労働で成果を出すやり方では人の定着や採用が難しくなってきています。

〇働き方改革の難しさ

では「働き方改革で長時間労働をなくそう!!」といっても、働き方を変えることは困難です。
これまでの成功体験を否定することになりますし、関係構築を重要視するビジネスは必然的に時間がかかるモノであり、時短する方法論もわからないからです。

では、どのようにすれば。。。
というのに答えてくれるのが「鬼時間」です。

著者の小柳さんがどのようにして鬼時短を実現されたのかについては、別のnoteで触れさせていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。



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