下垂体腺腫がなくなる
とうとう「脳神経外科」で特集が組まれる下垂体疾患は苦手である。
それはそもそも「下垂体」という存在が神経頭蓋内にありながら「脳」というよりは「内分泌臓器」に区分され(間脳、という括りではあるのだが)、その機能については神経機能解剖学的、というよりは完全に生理学的であるため、要は脳外科的というよりは完全に内科的なのだ。実際問題分泌するホルモンに関連した疾患やその精査・治療においては内分泌内科が大きな役割を果たすことから、脳外科の立ち位置としては「腫瘍は僕らが取り除くので、その周