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苦手を克服

-- 写真はナイル川のほとりでのコーヒータイム
素敵なMyrrh(樹液のお香)の香りと共に --

生活の中の作業、遊びや、仕事でも、「苦手だな」と思う瞬間ってありませんか?
私の場合、喋ることと、手先の作業。

喋ること

考えたり、こうして文章にしたりする事は嫌いではないですが、「喋る」となると、苦手です。なんでかなぁと思い返してみると、どうやら、一度言葉に出すと、後戻りができなくなるから、というのが、今の私の思うところ。
もう一つは、吃音。
話す時、言葉を選ぶのに間が空いてしまいます。話し始めると、言葉が滑る。それが自分では嫌で嫌でたまらないのです。スラスラと言葉が出てくる人の話を聞いていると、羨ましいなぁと思います。

手先の作業

手先の作業自体は、好きなんです。だけど、動かしはじめた時、首から腕にかけて自分では意図しない力が入ってしまうことがあります。他にも、反射的に僅かに手先が動いてしまったり。一度固まってしまうと、それは震えへとつながる場合もあります。
人に見られていると、一層ひどく表れるんです。

なんでだろうと考えてみた

喋ること

母国語は日本語で、仕事では英語をよく話します。いつまで経っても英語が上手にならないなぁと思っていたら、実は、日本語だって、そんなに上手じゃない、と最近気づきました(遅すぎ)。スラスラ話せている日本語は、語彙も少なく、日常での些細な繰り返しがほとんど。専門的だったり、ややこしい話になってくると、言葉選びに奔走している自分に気付きます。
どういう時に言葉が出にくいのかな、と考えてみると、考え込んで話している時だったり、音や匂いなど、他の五感に注意を向けている時が多いみたいです。
あとは、普段からあまり喋ることが好きでないことが問題なのかもしれません。
だって、自分が発した言葉は、相手によって受け止め方が違うだろうし。そんな言葉が、勝手に一人歩きしないかと、いつも心配してしまいます。

手先の作業

私の仕事は手先を使う作業がとても多いのです。それなのに、人前での手先の作業は大の苦手。
見られていないところだと、むしろ大好きなんですよ。何ならmm以下の調整だって、大好きなのに。人に見られていると意識するだけで、たちまちフリーズしてしまう。
仕事中、最初の数分は、そんなこんなでゆっくり丁寧に手を動かします。間違いのないように。間も無く集中してしまえば(ゾーンに入るというヤツですね)、そこからは独壇場になったりなりならなかったり。その日の調子もありますね。

対策

喋ること

幸い、喋ることはあまり仕事に影響しないので、そこまで気にせずに生活しています。口下手でも、ひっそり静かに、楽しく生きていけるものですね。
いつの日か、陽気にペラペラ話せることを夢見ていますが、まぁ、それは無くても良いかな。
最近、周囲の人から言われたのは、こんなシンプルな人は、稀に見る I have never seen such a simple person です。それに続くのは、相手によって態度を変えることがない etc. ということなので、良い意味だと思っています。
頭で考えてることの1割も言葉に出していないけれど、必要なことは端的に伝える。それだけで良い生き方はできるものだと、開き直りました。
とは言え、日本語で「ありがとうございます」というだけでも、最初の「ありが」が滑って上手に話せないのは、どうしたものか。。。お礼を言う度に、一度頭の中でシミュレーションまでしてるんですよ。結局、いつもその度に、自信喪失です。

手先の作業

色々と試しました。
筋力が足りないからだ、と、筋トレしてみたり。(関係なかった)
コーヒーがいけないのかも、と、コーヒーをやめてみたり。(関係なさそうだった)
で、最終的に行き着いたのは、毎日写経する、です。
手先に集中する作業にブランクがあると、特にひどくなることが10年ほど経ってようやくわかりました。毎日写経をしてると、手先の精度が戻ってくるのにかかる時間が短くなります。
最近浮上してきたもう一つの候補は、栄養不足。
ただ今、訳あってホエイプロテインを摂取中。そうすると酷い状態に陥ることが無くなりました。酷い状態とは、軽く震えがきて、集中してもしばらく改善しません。
もしかしたら、カロリーが足りなかったのかもしれません。結構食べる方なんですけどね。こちらも、注意深く経過観察していきます。

おわりに

他にも、肩こりのことや、視力のことだったりと、長年の試行錯誤に、汗と涙の物語。いつかそのことも、書いてみたいと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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