短歌で遊ぶ
短歌は中学生に創作させるのに向いています。
俳人の坪井捻典さんの講演を聴いたときに、
同じ主旨の発言がありました。
俳句は俳句で面白いのだけど、
短歌くらいの文字数が無いと、
言い足りなくなってしまうという感じです。
自分の教育実習の期間に、
1時間分の授業で、
好きなことをして良いと言われたので、
「読書へのアニマシオン」という活動をまとめたサイトの中の
「短歌で遊ぶ」という活動を参考にしました。
※どうやら私が参照させていただいたページは無くなってしまったらしいです。
相聞歌の空欄を考えて発表するという活動です。
というような短冊をシャッフルして配ります。
空欄を考える時間をとって、
1から順に発表するわけです。
「1番は誰かな?」
と、確認して、起立して待機してもらいます。
モニターや、スクリーンがあれば、
映し出してやり、空欄以外は教師が音読します。
空欄のところを生徒が答え、
教師と短歌を完成させるのです。
「原作通りでなくても、原作を超える言葉を選ぶことを目指そう!」
と声かけをします。
現代の相聞歌として1人に1種類ずつ用意するのが大変ですが、
題材が普段公に話さない恋愛ということもあり、とても盛り上がります。
気に入ったのか、短歌の短冊をノートに貼ったり、筆箱に入れておいてくれる生徒も過去にはいました。
現代の相聞歌を、単元の最後に生徒に創作させて、良いもの、面白いものをストックすれば、伝統的に続けていくことも可能です。
短歌の導入にも、復習にもなる授業です。
国語の時間でなくても、レクリエーションとしても楽しめます。
時間があれば取り組んでみてはいかがでしょうか。
あなたなら、空欄にどんな言葉を選びますか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?