1分相談タイム
授業中に挙手で発表を求めても、
手が挙がらず、停滞していまう。
そういうことは、たまにあります。
原因は、
①問題が難しく、自信を持って発表できない。
②間違えた時の周囲の反応が怖い。
などが考えられます。
対処としては、
①発問の設定を見直す
②教師が解説して流す
のどちらかを取る先生が多いと思います。
ちなみに私は、
考えるときには事前にノートに意見を書く時間を取っているので、
その時にいい意見を褒めておいたり、
チェックしているので、
それでもあがらない時には、
指名することもあります。
しかし、
生徒に答えてほしい内容だから、
発問しているので、
①の設定を見直すことは大切ですが、
②の流す対処は避けたいところです。
そこで、
「1分相談タイム」です。
「じゃ、1分相談タイム。スタート!」
といってストップウォッチで計時するだけ。
近くの級友と1分間好き勝手に相談します。
すると、
①自信がなかった答えを口にして整理できたり、
②自分の意見に対する周囲の反応が確認できたり、
するので、
挙手できるようになるのです。
話し合いというほど大袈裟なものではないので、
座席も動かさず、1分ですみます。
1分とはいえ、自分の意見を話せることで、
能動的な時間の確保にも繋がります。
思考の整理をするために、
作家は「棚卸し」をすると言いますが、
生徒たちにも必要なのかもしれません。
思考の形を確かめる作業なのでしょう。
慣れてくれば生徒は5秒前には静かに前を向くようになってくるので不思議です。
切り替えを意識させて、
ぜひ取り入れてみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?