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参観日の国語

保護者の観に来る参観日
普段の授業の成果を発表する、というスタイルと、
保護者も一緒に楽しめる、というスタイルがあると思います。

どちらか一方を、推奨するわけではありませんが、
都合をつけてせっかく来てもらったので、
我が子の活動も見れて、
大人も考えられるような授業をしたいと考えています。
そんな参観日授業アイデアを1つ紹介します。

今日は参観日で緊張している人も多い様ですが、
安心してください。
折り紙を折って遊んでもらいます

そう言って、
幼稚園児が初めて取り組むような折り紙の、
折り方を示した文字のない図と、
ワークシートを配ります。
そのとき、他の人に内容が見えない様
こっそり配るよう、指示します。

今日は、折り紙折り方を、
文字だけで伝えてもらおうと思います。
ペアの人には、
違う図が配られていますので、
その図を見ず文字だけで、
折るということです。

配られた折り紙は、
折り紙としては非常に簡単なものなので、
子どもたちは自信満々です。

では、5分間とるので、
書いてみましょう。

例えば、こんな図を配ります。
簡単な折り紙です。

文字だけで説明すること、
完成したものの名前書かないこと
(龍に見えるように鱗を書きますとか、
 鶴を折ってくださいとかダメ)
という条件です。

取り組み出して、
悩む子もいれば、
これで折れるだろうと自信のある子もいます。 

それでは、机の中に図を隠してください。
折り紙を配ります。
隣の人と、説明文交換してください。
5分間文字だけをみて、
折ってみてください。

世にも不思議なクリーチャーが、
そこかしこで産声をあげます。
受け取った折り紙を見ながら
「何でこうなったん?」
笑い声が上がります。

参観授業なので、
ここで子どもの隣に保護者を招き入れます。
ここからはパターンがあるのですが、
親子一緒に考えてもらう
親は見守るだけで、子が気づくまで待つ
最近の流行
から言えばでしょうか。

次は10分間とるので、
先程の折り紙をよく観察して、
説明書きかえてみましょう。

ここで試行錯誤して、
次の交換ではうまくいく子どもも現れます。
残りの時間に、
気づき考えたことを書いてもらい、
数名の生徒に発表をしてもらうという終末です。

1回目2回目を並べて撮影し、
学級通信紹介しました。
説明の紙と、折り紙を貼りつけて、
廊下に掲示もしました。

10年くらい前に思いついて、
以来お気に入りの参観日ネタの1つなのですが、
最近では、
これはプログラミング教育として、
扱うこともできそうです。
良かったら試してみてください。

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