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子育てのハードル。保護者として求められる「役員」という役割が苦手だ

我が家には子どもが2人います。
2人とも気づけば小学生で、私の「保護者歴」も10年を超えようといったところでして。

小さい頃には2人とも保育園に通い、一時期は1人が小学校・1人が保育園という保護者的には忙しい時期も生じ、そして現在は2人とも小学校に通っている状況なんですが、
ここまで保護者をやってきて強く感じることは、「なんか…役員と呼ばれる役割が多すぎんか?」ということでした。

子育てされている皆さまは、いかがでしょうか。
例えば保育園の保護者会だったり、学級PTAの役員だったり、地域の役員だったり・・・
地域差などもあるかもしれませんが、何かにつけて「役員」というものが求められることがあるんですよね。
しかも役員は毎年変わるので、ちょうどこの2月~3月頃に役員決めの集まりがあるんです。文書には参加できない場合に提出する委任状までご丁寧に添付されていたりして…

そんなこんなで、私はこの「役員」というシステムがすごく苦手で、子育てにおけるしんどさの一つだと感じています。

どんな役員がある?

クラスから各2名。学P役員が絶対回ってくる田舎の小学校

前提として、我が子の小学校は田舎の小規模校です。
なので児童数が多い大きな小学校とは事情がかなり違う点があろうかと思います。

うちの小学校の場合だと、1学年10人ちょっとといったところです。少ない学年だと10人いないクラスもあります。
それなのに、学P役員(学年PTA。学年ごとの役員)は1クラスあたり2名選出する必要があります。学P会長が1名、副会長が1名ですね。

6年間で毎年役員が変わるとして、1学年に最低12人保護者が必要です。
人数を考えると、この時点で6年間のどこかのタイミングで役員になることが確定します。
さらに、人数が少ない学年は2回役員になる必要が出てきます。

昔からの慣例なのか、学P役員は基本的に母親がやるので、お母さん同士で相談して、他学年で役員になるタイミングも調整しながら、うまいことやる必要が出てくるんです。
他学年にきょうだいがいる家庭も多いので、毎年頭を悩ませます。パズルみたい。

学Pの役員自体は、そこまで重労働じゃないです。
でも学Pの行事をとりまとめたり、役員会に参加したり、決定事項を他のお母さんたちに連絡したり(この時代にLINEがあってよかった)、当然負担はあるわけで。
この葛藤が小学校6年間、毎年あるんですよね。


高学年になったらPTA会長と副会長の選出がある

高学年の保護者になると、学P役員と並行して決めなければならないことが増えます。
学校のPTA会長と副会長です。うちの学校ではPTA会長は父親の保護者から、PTA副会長は母親の保護者から選出することになっています。

前述の通り、お母さんたちは学P役員で忙しいというのに、さらに副会長まで選出しなくちゃいけないんです。何回役員やりゃええねん。

この会長副会長も、役員会に参加したり、学校と相談する機会が増えたり、行事であいさつしたり、結構お忙しい役割だと聞いています。
これを誰かがやらなきゃいけないんだもんな・・・


地域ごとにも役員がある

うちの学校の場合、各児童が住む地域ごとにも役員というのが配置されます。もうヤメテー!!
これも毎年地域内で2名の保護者が選出されます。
例えば故紙回収だったり、地域行事だったり、奉仕作業だったり、そういった地域ごとに取りまとめて実施するイベントを運営していくのが地区役員さん(仮称)。

これに加えて、地域内の細かい地区ごとにも班長が1人選出されて、地区役員さんのサポートをすることになります。人数が少ない地区は1年おきに班長が回ってくることも(白目)

地域行事の打ち合わせや連絡などで地域の方(区長さんとか)との関わりも生じるため、コミュ障の保護者(私)にはなかなかキツイ役割です。


ここまで、小学校での役員を書いてみましたが、保育園でも保護者会や愛護班など、色々と役員の仕事がありました。
でも体感的に小学校の方がしんどい。行事も結構多いし。

コロナ禍でしばらく行事が縮小されていましたが、昨年から徐々にその縮小も撤廃されて役員の仕事が増えてきている気がしています・・・。


子育てのハードル高すぎ。正直もう経験したくない

現在我が家には子どもが2人。
私はもう、これ以上子どもを産むのは無理だなと思っています。
年齢的なこともあるし、経済的なこと、自分の体力的なこと、総合すると色々な理由がありますが、
実はこの「子育てにおいて保護者に求められるこういった役割をこれ以上経験したくない」というのも理由の1つです。
え、そんなことで!?と思われるかもしれないけど・・・

自分が想像していた以上に、保護者として動かなくてはならないことが多くて、つらく感じてしまったんです。
この不可避の「役員」というものも、その一つです。子どもを育てるには、こんな経験も必要なのか、と。正直、こんなに役員として駆り出されるとは思っていなかったです。

上の子の小学校入学前の説明会の日、入学準備のお話の最後に訪れた「本日、学Pの役員を2名決めます」という突然の役員決めタイム。うわぁ、こんな感じか・・・!という、なんとも言えない胸が詰まるような感覚。

毎年何かしら回ってくる役員の仕事。(人数少ないからしゃーないけど)
役員会などで学校に集まったり、先生方と打ち合わせをしたり、地域行事があれば準備を行い、安全を考慮して子どもたちに同伴したり。地域を回ってPTA会費の集金に伺ったり、一戸ずつお知らせ文書の配布を行ったりしたこともありました。

その1つひとつが、私にはとても負担に感じてしまいました。
しかもそれをするのはほとんどが母親の仕事で・・・お母さんってこんな色々やらなあかんのやな、としんどく感じてしまったんです。

綺麗ごとだけではない、子育て。
こういう役員の仕事って、苦手なお母さんも多いんじゃないかなと思うんです。もしかしたら、たくさんのお母さんが同じように苦しい思いをしながら乗り越えているのかな、と思う今日この頃です。

少子化も進み、時代も変わり、この役員制度自体も昔のままじゃいけないような気がしています。
もう少し、どうにかならないもんですかね、この役員というシステム。


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