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茶道とわたし

茶道歴は10年くらいになりました。
学生時代含めた通算なので、間がだーーーーいぶ空いておりますが、お免状などは旧姓で取ったものも合わせてカウントしてもらえるのでありがたいなぁと再開したときに思いました。
しかも、間違えて二重で入門してしまったにも関わらず、丁寧に対応していただけて大変感謝でした💦

最近、念願だった子供向けの「茶道レッスン」を始めることができました✨そんな私の茶道との関わりです。

茶道との出会い

入学した私立女子中高には「茶道部」がありました。厳密には部活ではなく、「学校でできる習い事」でした。
自分から希望したわけではなく笑、「学校で習った方がお得だから!!!!」という母のつよつよな勧めにより習い始めました。
(この母の言葉は後々正しかったとわかりました)

同級生は3人で、クラスも部活も、おそらく茶道がなければ関わることがなかったな、と感じるメンバーでした。不思議なご縁です。

週1回、校内の茶道室に先生が来てくださってお稽古。中学と高校でお稽古費が分かれているので、先生は週2回来てくださってました。(今考えるとスゴイ!)

学生時代の茶道部経験で役だったこと

大勢いらっしゃるお茶会の経験
茶道部のメインイベントは文化祭での立礼席。
点て出しもあり、ほんとお茶会ってこうやるのね、というのが経験できたのはとても貴重な体験でした✨
人気があったので、大寄せ茶会のイメージが出来ていたのも、後から役にたちました。

・下の学年で準備片付けをみっちり仕込まれたこと
下の学年が準備と片付けをしていたので、水屋仕事を一通り覚えられたのは後々大変役に立ちました。ほんと、後になってから分かりましたが。

・割り稽古しまくりだったこと
先輩が割稽古を見てくれるシステムだったので、ほんとゆっくり割稽古してましたwそして若い頃に体で覚えたことって何年たっても体が覚えているんですねぇ。

楽しく茶道部を満喫していた私も、大学入学とともに茶道から離れてしまいました。大学に慣れたら再会したいなぁと思いつつ、新しい世界が楽しくてだんだん忘れちゃったんですね。

茶道との再会

そんな私が茶道に再会したのは、4社目に転職した会社。
茶道部があり、となりの先輩がたまたま茶道部で「やらない?」と誘われたのです!

昼休みにやっている部活なので、昼休みがめちゃくちゃ短くなりますが、他に時間を割かなくてよいというので、気軽に始めて、育休復帰後も続けることができていました。

いや~、ありがたかったです。

ワーママには昼休みにできる習い事って最高だと思います。

ここでも「お茶会」があったので、学生時代の経験が活かされました✨

やっぱりちゃんと習いたい

部活としてのほほんと茶道を楽しんでいた私の転機はここから。

指導してくださっていた先生がご勇退されるとのお話を聞き、
「ちゃんと教室に通って習ってみよう」
と思い直し、教室探しへ。

部活だと、時間的にも場所的にもいろいろできることが限られる。
大寄せの茶会などに連れて行っていたける機会もあったので、もっとちゃんと習いたい、もっといろいろ知りたい欲がムクムクしてきたのです。

おそらく、アドラー心理学の勇気づけを学んだりして、「自分のしたいことを我慢しない」が出来るようになってきたから、素直に「習うためにはどうしたらいいのか」とサクッと行動に移すことができたんです。

6歳&1歳ワーママでもお稽古できる

いくつか見学に行って、今のお教室に決めました。

  • お茶室がある

  • 土曜にお稽古がある

  • 仕事している先輩もいる

  • わりと年齢が近いかたもいらっしゃる

  • まずは月1回でもいいから。また相談したらいいわよ、という先生のフランクな感じ

  • 洋服でもいい

  • 振替も可能、翌月に繰り越してもいい

6歳&1歳の子持ちワーママだった私は月に3回、というのはとてもハードルが高かったんですよ・・・・
お稽古いく間、夫に丸投げになりますが、彼もフルタイム勤務ですし、土日常にワンオペはシンドイでしょう。
でも、月1回なら?それは楽勝な気がしたんです。

先生ご自身もワーママだった、というのも理解ある姿勢の根底にあったのかもしれません。

そんなこんなで、今では無事にお稽古の回数も増やして続けることができています。

ワーママな私の茶道

今の私にとっても茶道の時間は「マインドフルネス」であり、学習欲をかきたてる楽しいもの。

いわゆるじっとして行う瞑想は苦手ですが、お点前に集中するのは心地よいのです。

一つひとつの動作に集中し、湯の沸く音、外から聞こえる鳥の声や、障子ごしの影。普段見落としていることに注目することができます。

こんなにも世界は音や光、香りなど五感で感じることがたくさんあるんだと気づける大事な時間です。

大人になってから気づいたのですが、軸にかかれている「禅語」の深さや、いろいろな茶道の精神。
きっと高校生の時にやんややんや言われても頭には入らなかったでしょう(反抗期)今だからこそ、なにか染みるのかもしれません。

子どものことも、仕事のことも離れて、目の前のことに集中する時間はとてもリラックスできるものですよー!!

今後の野望

学生時代に母の陰謀(?)で免状を取っていたため、意外と早く「講師」資格を取得出来てしまいました。

教えるなんておこがましい!という思いがあるのも事実ですが、「今の私」しか伝えられないこともあるのでは?思い、
子どもの茶道体験ワークショップや、気軽にテーブルでお茶を楽しむ会、茶道レッスンなど開催しています。

いわゆるテーブル茶道は習ってはいないのですが、あれも茶道のお点前のひとつを現代風にアレンジしたもの。

基本を知って、時代に合わせて、海外のものも取り入れてアレンジしていくというのは茶道に限らず日本人が昔からしてきたことなので、今は色々ご意見あるでしょうけど、そのうち馴染んでくるのだと思います。

私は、もっと「お家でお茶を楽しもう」を伝えたい。
このマインドフルネスな世界を知ってもらいたい。
実は勇気づけ・アドラー心理学にも通じるこの茶道のことをもっと知ってもらいたい。知るきっかけを持ってほしい。

私の夢は

  • 子どもが一人で「こんにちは~!」って通えるような、アットホームは茶道レッスン教室を開き→年に1回保護者の方を招くお茶会をする

  • 都内で素敵なお茶室を借りて、子どもも参加できる、カジュアルなお茶会を開くこと。

これを叶えるべく、今年は活動していきます😊



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