イタリア語を交えて会話劇をお届けする場合

東田「オイ。例のアレはもう済んだのか」

三原「アレ…と言いますと?」

(東田、机を思いっきり叩く)

東田「わかんだろテメ―!何遍も言わせんじゃねえよタコ」

三原「すみません…例のターゲットは既に処分しました。証拠も何一つ残していません」

東田「テメ―何の話してんだコラ?」

三原「え、例の任務…」

(東田、机を蹴り倒す)

東田「そんな話じゃねえんだよオラ!」

三原「す、すみません」

東田「任務なんか二の次だ。…ディケアラチオーネディーレッディディだよ」

三原「ディ…ディケアラチオーネディーレッディディですか…」

東田「あたりめえだろふざけてんのかお前タココラ」

三原「いえ、すみません」

東田「ディケアラチオーネディーレッディディは済んだのかって聞いてんだよ答えろオラ!」

三原「…それ、答える必要ありますかね?」

(東田、三原を殴る)

東田「あたりめえだろハゲコラタココラ!任務完了報告と同じぐらい大事なことだろうがオラ」

三原「…ディケアラチオーネディーレッディディの報告がですか?」

東田「オオそうだよ!まさか済んでねえとは言わせねえぞオラ」

(東田、拳銃を手に取り銃口を三原に向ける)

三原「…すみません…」

東田「テメ―まさか」

三原「まだなんです」

(銃声が鳴り響く)

三原「ああーっ!!」

(三原、腿を押さえてうずくまる)

東田「俺は任務を一度や二度失敗した奴は許す…だがな、ディケアラチオーネディーレッディディも出来ない様なやつに用はねえ」

三原「す…すみません…」

東田「悪いな。テメーはクビだ。ディケアラチオーネディーレッディディのできねえ部下は必要ない」

三原「くっ…」

東田「俺も昔はよう…ディケアラチオーネディーレッディディが厄介だななんて考えた日もあったよ」

三原「……」

東田「…でもよう、今んなったら分かんだよ。ディケアラチオーネディーレッディディがどんなに大切かって」

三原「……」

東田「俺らの商売はよう、ディケアラチオーネディーレッディディしなくちゃいけない、男としての義務があんだろ」

三原「あの…東田さん、本当にすみませんでした!自分、ディケアラチオーネディーレッディディを軽視するような発言をしちまって…何も分かっちゃいませんでした。ディケアラチオーネディーレッディディの責任について」

東田「わかりゃいいんだオラ。」

三原「東田さん…」

東田「テメーが今後、男としての責任背負って、命かけてディケアラチオーネディーレッディディやってくって決めるんなら、クビにしないでやってもいいぞオラ」

三原「やります。自分、ディケアラチオーネディーレッディディやります。やらせてください。」

東田「ようし。今日はテメーの誕生日だ。」

三原「え…?」

東田「男としての責任、ディケアラチオーネディーレッディディの責任を覚えた、新たなテメーが今日生まれたんだよオラ」

三原「東田さん…」






今日のワンポイントイタリア語!

Dichiarazione dei redditi(ディケアラチオーネ ディー レッディディ)…確定申告

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