大事なのは、自らの動き - 春闘満額回答の報道に思う

2024年3月14日の大手新聞各紙の社説は、前日の春闘での集中回答の内容に多くが触れた。

読売 春闘集中回答 高水準の賃上げ定着させたい
毎日 満額回答相次ぐ春闘 息切れせず中小へ波及を
産経 春闘の集中回答 中小企業に賃上げ波及を
日経 賃上げ継続へ官民で構造改革を加速せよ

各紙共通して言及しているのは、この流れを中小企業にも波及させてほしいという点。ここについては、唯一この話題で書かなかった朝日新聞も間接的に触れている。

朝日 日産減額強要 下請けの圧迫許されぬ

経済を好循環にするために、給料を上げることが必要、と多くの人が言及してきた。今回の動きで、企業側では支払う姿勢ができた、と見ることができる。

ただし、すべての働く人の給料がこれで上がるとは限らない。
いわゆる正社員と呼ばれる方以外もそうだが、正社員の場合でも、今回の賃上げの中身に定期昇給やベースアップを含むところばかりではない。

結局のところ、自分の給料を上げるためには、今の仕事で認めてもらえる成果を出すか、よりよい条件の職場を探して転身を図る、それか、副業が認められている職場に勤めている場合は、時間を割いて仕事をもう一つこなす、といったように、自ら動くことが必要になる。

働いてまもなく30年になる。とにかく自分がどう行動するかが大事だ、と、自省を込めて書き留める。

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