小春日

ものづくりを縁の下で支える仕事をしています。 歌うこと、食べること、飲むことが好きです…

小春日

ものづくりを縁の下で支える仕事をしています。 歌うこと、食べること、飲むことが好きです。 ビールが大好きで、別のSNSでは、飲んだビールの投稿に反響が大きいです。 ここでは、全国に発行されている大手新聞の社説の読み比べを中心に日々感じたことなどを書き留めていきます。

最近の記事

この社説が気になる(2024.7.22)

話題のばらつきがある中、唯一重なりがあったのは、選挙のあり方に触れた読売と朝日。 昨日、毎日が二本分の字数を割いたことで注目したが、それとの読み比べで引き続き採り上げる。 対策を求める点は共通している。昨日の毎日と異なるのは、取り締まりを厳しくすることへの懸念には特に触れていないこと。朝日はそのニュアンスも添えるかなと思っていた。 公職選挙法の改正案が国会に提出されている。今後の議論を見守りたい。 その他の各紙の社説 [抜粋]日本各地にはまだ海外に知られていない魅力が豊富に

    • この社説が気になる(2024.7.21)

      7月19日に世界各地で起こった大規模なシステム障害に、読売が言及した。日を改めて他紙が言及すると思われるので、各紙の焦点の当て方に注目したい。 中国3中全会には読売、産経、朝日が触れたことで昨日との二日間で全紙が触れた。国家の統制が前面に出ていることへの懸念という点は各紙共通している。 注目するのは、選挙制度のありかたに触れた毎日の一本。 選挙運動が乱用され、一種のビジネス化が起きているとの指摘。しかしそれを防ぐための公選法改正の動きに対しては、やみくもな規制と罰則強化には反

      • この社説が気になる(2024.7.20)

        米大統領選でのトランプ氏の指名受諾演説に朝日を除く各紙が触れた。 中国共産党の中央委員会第3回全体会議(3中全会)には日経と毎日が触れている。 この二つの話題は、各社の視点の置き方に注目しながら読み比べたい。 政治家が香典を配った問題には、昨日の産経に続いて今日は朝日が言及した。朝日は「『カネをかけない政治』の実現に向け」とまで書くが、そこは今どこに金がかかっており、どこまでが必要かについて考察が必要だ。 注目するのは、夏休みの過ごし方を指南する朝日の一本。 多くの

        • この社説が気になる(2024.7.19)

          梅雨明けが宣言される地域が増えている。 既に猛暑日も経験しているが暑さはまだこれから。日経が一本でそれに言及している。まずは自身の暑さ対策を確立しよう。 対策、という点では、読売が言及している感染症も注意が必要。できる身近な行為を見直したい。 話題の重なりでは、島サミットに読売と朝日が触れている。背後にある中国の存在に触れつつ、覇権争いとは一線を画した連携を、と朝日が説くのは、中国を刺激しないよう配慮したかと思える。 注目するのは、朝日がもう一本で触れている、内閣府のアイデア

        この社説が気になる(2024.7.22)

          この社説が気になる(2024.7.18)

          今日は朝日が1本のみで5紙9本の社説。 朝日はその1本でネットでの偽情報対策に言及。昨日の読売と異なるのは、行政の介入を最小限にすべしとしている点。恣意的介入が検閲につながるとまで語っている。朝日らしいスタンスだ。 注目するのは、電力需要の増加に言及した日経の一本。 脱炭素電力供給が重要として再エネの適地掘り起しを第一に挙げた。安全を最優先にしつつの原発再稼働にも触れているのが現実的な路線と思った。 朝日や毎日なら、とにかく再エネで、を強く説くだろう。 電力供給拠点の立地など

          この社説が気になる(2024.7.18)

          この社説が気になる(2024.7.17)

          内容に重なりのない中、新聞社のスタンスがよくわかる社説も見られる。 産経が二本分の字数を使って書いた原子力規制委、朝日が書いた防衛白書への言及がそれだ。他紙ならどう書くだろう、と想像しながら読みたい。 注目するのは、ネットの偽情報に言及した読売の一本。 虚偽情報拡散に対する有効な対策の徹底を呼び掛けている。それを望む一方で、私たち自身が条件反射でリポストやシェアで拡散しないよう注意したい。 その他の各紙の社説 [抜粋]インターネットを介した動画配信の台頭で収益の柱の地上波テ

          この社説が気になる(2024.7.17)

          この社説が気になる(2024.7.15)

          おことわり 明日(7/16)は朝刊が休みになるため、社説に関する投稿もお休みします。 今日注目する社説 突然飛び込んできた、トランプ氏が選挙運動中に受けた襲撃。 各紙それを採り上げた。朝日はその件一本のみであり、今朝の社説は9本となった。各紙の視点の違いに注目したい。産経と日経が、日本でも備えを、と触れている。 きょうは「海の日」である。そのことに言及した産経の一本に注目する。 祝日の由来などに触れることが多い産経。今回は、そこに触れつつ、今、海で起こっている安全保障上の問

          この社説が気になる(2024.7.15)

          この社説が気になる(2024.7.14)

          NATO首脳会議に読売と毎日が触れたのが唯一の話題の重なりだった。 毎日が旧統一教会の勧誘に関する判決に言及。予想通り、元首相襲撃(暗殺、と書くのは産経のみ)で問題なった、という書きっぷり。30年取材の手を緩めていたメディア自らの反省はどこへいったやら。 朝日が触れた、日本版ライドシェアと避難所の改善の2本もしっかり目を通しておきたい。 きょう注目するのは、認知症の人が増えていることに言及した読売の一本。 気が付けば、高齢者のカテゴリーに入ることが目の前になっている。わが身を

          この社説が気になる(2024.7.14)

          この社説が気になる(2024.7.13)

          自衛隊での大人数の処分について5紙すべてが触れた。どれも厳しく断ずる内容の中、真に戦える集団に生まれ変わることが国民の信頼に応える道、と説く産経に、前のめりな印象を覚えた。戦うだけでなく、様々な場面で真に頼れる集団と思ってもらえるための規律の取り戻しが最優先課題だろう。 今日注目するのは、美容医療に言及した朝日の一本。 契約や料金に関するトラブルから病気やけがの事例を背景に、必要な応じた規制を検討するとのこと。是非とも実行してほしい。 この社説で一番響いたのは、終盤の「美容医

          この社説が気になる(2024.7.13)

          この社説が気になる(2024.7.12)

          旧統一教会の勧誘活動に対する訴訟の最高裁判決に、読売と産経が触れた。朝日と毎日が今日触れていないのは、自民党批判と併せて明日以降論じるのか、との思いが浮かぶ。その部分はこの話とは切り離すべきだろう。 朝日は学術会議に言及した。独立性、自律性というが、メンバーの後任を決めるのは前任者の推薦、しかも誰の牽制も受けない、という点は、閉じたサロンの世界の印象を否めない。 同紙はもう一本で兵庫県知事告発に端を発した一連の問題に触れた。今日はその社説に注目する。 百条委員会を設置したこと

          この社説が気になる(2024.7.12)

          この社説が気になる(2024.7.11)

          5紙10本、採り上げる話題にはばらつきがあったが、安全保障に関連する、という広いくくりでは読売、朝日、毎日が重なった。 他国との関係で朝日が、フィリピンとの「準同盟」に、中国との相互理解や信頼醸成にも努めよと牽制をしている。 一方、内部の問題では、読売が防衛産業との関係を、毎日が特定秘密の不適切な運用を断じている。 安全保障で緊張を増す情勢ゆえ増す役割、その一方で日常生活の環境が厳しい現状も聞く自衛隊。その傍らでほころびが出ている運用の報は残念である。 注目する社説は、TOP

          この社説が気になる(2024.7.11)

          この社説が気になる(2024.7.10)

          主要5紙2本ずつ、採り上げる話題に重なりがなかった今日の社説。 注目するのは、いじめ対応に言及した日経の一本。 「重大事態に直面した際、教委や学校は必ずしも被害者の救済を最優先とせず、加害者の保護や学校運営への影響回避などと同列に置くことがある」との一言が胸に刺さった。 事が起こったときに、真っ先に手を差し伸べなければならないのは、それによって傷ついた人。そうなっていない現実が、沖縄での米兵による性暴力事件や死亡例まで出したサプリメントの問題など、色々なところで生じていないだ

          この社説が気になる(2024.7.10)

          この社説が気になる(2024.7.9)

          日本では東京での選挙が注目されていた一方、各国での選挙の動きも見逃せない。イランの大統領選挙には朝日と毎日が、フランスの下院選挙には読売と日経が言及した。 東京都知事選および都議会補選で見えた、既存政党への不満には、読売、朝日、毎日が視点を異にしながら言及した。今日はその三本を採り上げる。 政治資金に関する問題から自民党は信頼できない。かといってそれに代わって政権を託せる政党が今はない。NHKが8日に報じた支持政党に関する世論調査でも、「特になし」が半数近くに及ぶ。与野党各党

          この社説が気になる(2024.7.9)

          この社説が気になる(2024.7.8)

          東京都知事選挙の結果に、5紙すべてが言及した。朝日はこれ一本。 産経は、その選挙結果とは別に、今回の選挙での混乱についてもう一本で言及した。きょうはそれを採り上げる。 候補者の演説を野次ややめろコールで妨害したり、選挙をジャックする、とばかりに、当選する以外の目的で選挙を利用するケースが目立った。法制度の見直しが急がれると感じた。 その他の各紙の社説 [抜粋]福祉を舞台にした経済的虐待とも指摘されており、悪質だ。会社は不安を抱える利用者や家族らに誠実に対応するとともに、

          この社説が気になる(2024.7.8)

          この社説が気になる(2024.7.7)

          AIの軍事利用への警鐘で読売と朝日が重なった以外は内容がばらついた今日の社説。 産経が、明日で2年となる元首相暗殺に二本分の字数を使っている点、スタンスがしっかり出ている。 金融政策に言及した朝日。これまで金融も財政も緊縮を訴えていたがトーンがすこし変わったか、と感じた。 採り上げるのは、KADOKAWAが受けたサイバー攻撃に言及した日経の一本。 セキュリティに完璧はなく、攻撃されるのを前提に、重大な影響が及ぶ前に侵入を検知する体制が重要な点は、企業だけでなく意識したいところ

          この社説が気になる(2024.7.7)

          この社説が気になる(2024.7.6)

          英国での政権交代に、毎日を除く4紙が言及した。 毎日はその代わりに、緊張を緩和するための外交努力をと1本で言及している。 朝日が触れた防衛省と川崎重工の問題や、読売が言及したトヨタグループの下請法違反など、気になる話題多数の中、今日採り上げるのは、検察への政権の介入に言及した日経の一本。 時に政権幹部を含む政治家の犯罪を捜査するゆえ、検察は政治と一定の距離を保つ姿勢を求められている、との主張。その一面があることは同意である。ほかの新聞社が、「検察の独自性」の一言を掲げて主張す

          この社説が気になる(2024.7.6)