習慣化 - 無意識に行動できたその先

「1か月に〇km」と到達ラインを決めてウォーキングするようになってから、5年半近くが経っている。

当初は、その到達ライン(最初は100kmだったものが昨年は150km、今年は200kmに増やしている)に向けて「歩く時間を作らなきゃ」と、半ば追われる形で歩いていたが、ここ2~3年は、意識しなくても歩こうと身体が動くようになっている。行動するためにモチベーションやテンションを上げたりする必要なく、習慣化して、無意識に行動できるようになっている。

これは良いことである。

ところが最近、気になりだしたことがある。
無意識に行動でき、歩く距離も伸びているのだが、その一方でスピードが上がらなくなったり、一時期締まる方向に変わっていた体に肉が付き始めたりしているのだ。

おそらく、漫然と歩いているだけになっており、エネルギーの消費量が落ちていたのだろう。

まずは、歩くスピードを上げることから改善することにした。
ヒントになったのは、速く走るためのコツを解説した動画。
そこで目に付いたのは、脚を上げること。
速く歩くのも、これに準ずればいいのでは、と、脚を前に進める時に、ちょっとだけ上に上げることを意識してみた。

効果はすぐに出た。
それまで、1kmを10分30秒平均のペースだったところが、9分30秒に上がったのだ。
しかも、歩き終わった後、大腰筋に少し張りを感じるようになった。その部位を使っている証拠である。

行動することを習慣化出来たそのあとも、そのまま続けていればいいのではなく、運動効果を上げるためにどこに意識を向けるか、折に触れて振り返る必要がある。その学びを得る良い機会となった。

日々是改善である。

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