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新聞社説読み比べ(2024.6.23)

気になる社説
重なるトピックが多かった。
国会閉幕に、日経と産経が触れて全紙が言及した。産経が立憲民主党への批判を忘れていないことが注目点か。昨日の3紙も含めて読み比べたい。
沖縄慰霊の日には、朝日、毎日、産経が触れた。毎日と産経が両極の立場で、現状の問題にも触れた内容であるのに対し、朝日は語り継ぐことをわすれてはならない、という趣旨にとどめている点が興味深い。
採り上げるのは、航空燃料不足に触れた日経の一本。
このニュース、金曜日のWBSでも「The 追跡」で採り上げていた。
物流の人手不足により地方の空港に燃料を運ぶ手段がない点に焦点を当てた報にも触れたことがあるが、供給側の問題もあることを知って驚いた。
これが理由で国をまたいだ人の動きを妨げてしまうのは残念な話である。今後の対応を見届けたい。

その他の各紙の社説
[抜粋]欧米に比べて日本は首相や閣僚が国会に張り付く時間が長く、衆参で似た質問を繰り返す場面もめだつ。官僚の長時間労働を是正しようと国会で合意した速やかな質問通告への努力も実態はあまり変わっていないとの指摘がある。↓

[抜粋]骨太の方針を巡っては、各省庁が、予算獲得で有利になると考え、小粒な政策であっても明記させようとする姿勢が定着している。方針を策定するプロセスの見直しを含め、文字通り「骨太」のビジョンを打ち出す時期に来ている。↓

[抜粋]海外では、飲酒そのものや、公共の場での飲酒を禁じている国もある。一方、日本では路上で酒を飲んで騒ぐことが許されていると誤解し、それを目的に来日する外国人すらいるという。↓

[抜粋]岸田文雄首相は記者会見で、多くの法律が成立したことを強調した。ただ「政治とカネ」を巡る問題では、国民の信頼を取り戻せたとはいえない。↓

[抜粋]沖縄では毎年、慰霊の日が近づくと一部の左派勢力が日本軍将兵を貶(おとし)めるようなキャンペーンを展開し、それを米軍基地などへの反対運動に結びつける傾向がみられる。↓

[抜粋]かつては沖縄の基地問題に真正面から取り組む政治家がいた。故橋本龍太郎氏、故小渕恵三氏らは地元の声に耳を傾け、信頼関係の構築に努めた。本土防衛のための「捨て石」となった沖縄への特別な思いがあったのではないか。↓

[抜粋]押収されたパソコンには、県警の本田尚志(たかし)・前生活安全部長が、ハンターに寄稿しているフリー記者へ匿名で送った内部文書の画像が入っていた。ストーカー事件に関する記録などが含まれていた。↓

[抜粋]物価高で困窮する層への支援は理解できる。しかし、コロナ禍以降、自公政権は補正予算や予備費を大きく膨らませ、財政の「抜け穴」にしてきた。こうした手法を繰り返せば、歳出の正常化や健全化目標の達成は遠のく。↓

[抜粋]高校教員らでつくる沖縄歴史教育研究会が県立高校2年生を対象に実施した4年前の調査で、沖縄戦の話をしてくれる家族や親族が「いない」と答えた生徒は52%いた。5年ごとの調査で初めて半数を超えた。↓


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