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対象恒常性 穏やかな日々を保つこと

以前の職場で、
毎週一緒に
グループワークを
担当していた
作業療法士さんが
「幸せを呼ぶ馬」
の刺繍入りの袋を
作ってくれました。


幸せを呼ぶ馬

その作業療法士さんと
担当していたのは
「あじさい会」という
精神科急性期病棟の
グループワークです。

入院されている方の中には
命や人生そのものが
大きく脅かされるような
危機に直面している方々が
多く見えます。

そういった方々にも
参加していただける
グループワークとは何か?

作業療法士さんや
看護師さんとも
時々相談をして、
プログラムを考えてきました。

プログラムの内容も
大切ではあるのですが、
その作業療法士さんと
大事にしてきたことは、
穏やかな毎日を保つ
ということです。

その作業療法士さんの
穏やかで優しい関わりが、
会の雰囲気を
心地よいものに
保ってくれていたのだな
と感じます。

「明日への希望を持てるように」

以前にも書いた
あじさい会のテーマを
二人で唱えながら
続けてきました(笑)。

その病棟に行くと、
「あ、あじさい会の人が来た」
と言われることがよくありました。
またある時は、
入院したばかりの患者さんが
あじさい会って何かと尋ねた時に、
他の患者さんが
「あじさい会はねー、
明日への希望を持てるようにって
言うんだよー」と、
会の初めの言葉を覚えていて
説明していたことがありました。

対象恒常性という言葉を
思い浮かべつつ…、
あじさい会が
参加された方の心に
存在しているのだと
感じる出来事でした。

(20190819記載)

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