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なまえの話。

みたにさんの記事を読んで、わたしも書きたい!となりました。名前鑑賞が趣味のわたしが通ります。

わたしも人の名前をみるのが好きです。
入学式の名簿や結婚式の席次表、あとは昔よくあった電話帳をみるのが好きで、それでいくらでも時間を潰せます。
わたしの楽しみ方としては、ごく稀に一般的な「熟語」が苗字になっている方がいらっしゃいますよね。わたしが出会った中だと、「坂道さん」とか「無敵さん」とか。この苗字に当て嵌めたら面白い名前ってなんだろうとか考えるのが好きです。坂道さんには「登(のぼる)」、無敵さんには「強(つよし)」とか?
あとは兄弟姉妹で名前がしりとりになっているとか、伊坂幸太郎の作品にでてくる兄弟「春」と「泉」は両方英訳すると「spring」になるとか、そういうのが大好きです。



「こはるいおり」はガチガチのペンネームです。
本名とは微塵もかすっておりません。

本名は、結婚して日本に200人くらいしかいない苗字になりました。
苗字も珍しいのですが、どちらかというと名前の方がインパクトがあります。
読みはよくある名前ですが、名前に当てた漢字が珍しいので公表したらすぐ身バレする自信があります。
昔は正しく読まれる確率が低かったのであまり好きじゃありませんでした。でもあるときから、めちゃくちゃウケの良い名前だということに気づきました。使われてる漢字が縁起のいい、思いが込められてる漢字だからか、年上の人ウケがそれはそれは良い。
初対面の人にもすごく好印象を持っていただけるし、話題のとっかかりに持ってこいなのでいまではとても気に入っています。そんな名前です。
ちなみに、結婚して姓名ともに珍しくなったので正確に読んでもらえる確率がさらに下がりました(笑)

そしてペンネームについて。
「いおり」という名前は昔からネットで使っていた名前です。なぜこれにしたかと言われると明確な由来があるわけではありませんが、中性的な、男女どちらにも使える名前に興味があったのでこの名前にしたような気がします。
ネットで知り合った友だちはみんなこの名前で呼んでくれるので、とても愛着があります。

そして、noteを始めるにあたってつけた苗字が「こはる」です。
名前っぽくしたい!と思った時に、わたしが産まれる際、祖父の考えた名前候補のひとつ「小春(こはる)」という名前を思い出しました。
祖父は読書家で、本当にいろんな本を読んでいました。歴史ものからSF、ミステリー、啓発本、辞書、参考書、古典などなど… とにかく物知りで、特に言葉や文法については拘りが強い人でした。わたしの本好きは祖父の影響も大きいと思います。
そんな祖父がわたしに「小春」という名前をつけようとしていたという話を聞いた時、当時小学生だったわたしは「わたしは秋生まれなのに、どうして春?」と聞きました。
「春のように暖かい、秋から冬にかけての日を『小春日和』と呼ぶんだよ。山口百恵の歌にもあるだろう?あの曲のタイトルは『秋桜』だよ。」と教えてくれたのを覚えています。
もちろん春生まれで「小春」という名前も素敵ですが、わたしの祖父はお堅い真面目な人だったので、親戚が春生まれの子に「小春ちゃん」と名付けた時は「秋の言葉なのに」と小言を言っていました(笑)

昔から使っていた「いおり」という名前に、祖父との思い出の「こはる」をつけて「こはるいおり」にしました。
そしてつけたあとに気づいたのですが、偶然にも「こはるびより」と韻を踏んでいました。我ながらすごい!


とまあ、ペンネームの由来はこんな感じです。
うーん。書いてはみたものの、あんまり面白くなかったかもしれません。
どちらかというと本名の方が気になりますよね(笑)
気になってくださる方がいたら、いつかお会いできた時にでも(笑)

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