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卵管造影検査と自然妊娠

妊活を始めて最初に調べて欲しいもののひとつに「卵管の通過性」があります。これは卵管造影検査(HSG)で調べることができます。

子宮内にチューブを入れて造影剤を流し込み、レントゲンでお腹の中まで広がるかを観察し、卵管内に造影剤が溜まっていないかを確認します。

甲状腺疾患がある方やヨードアレルギーの方など、造影剤が使えない場合は生理食塩水や空気を通して検査する方法もあります。

造影剤を流し込む時に痛みを伴うこともありますが、軽度の詰まりであれば検査をすることで卵管の通りが良くなり、卵管造影検査後は妊娠率が高いとも言われています。

では、卵管造影検査を行い卵管が詰まっていた場合、自然妊娠を諦めて体外受精へステップアップしなければならないのでしょうか?

必ずしもそうではありません。左右どちらも完全に閉塞している場合はなかなか厳しいですが、片方だけの場合は自然妊娠の可能性はあります。

卵子は基本的に1周期に1個排卵されます。卵巣は左右に1つずつありますが、今月は右から、来月は左からというように必ず交互に排卵が起こるわけではありません。

では、右の卵管が詰まっている場合、右側の卵巣から排卵する周期は妊娠できないかというと実はそうではないんです!

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このようなイラストをよく見かけると思います。左右の卵管と卵巣は遠くにあるように思われがちですが、実際の卵管は子宮の裏側にあって左右がそんなに離れてはいません。反対側の卵管が卵子をキャッチすることがあるんです。

私が実際に診ていた患者さんの中にも卵管造影検査で自然妊娠は難しいと言われ、体外受精にステップアップしたけどなかなか上手くいかず、病院での治療をお休みした周期に自然妊娠した方がいらっしゃいました。

早く妊娠したい場合には体外受精の方が確率は上がると思いますが、自然妊娠が不可能ではないということは選択肢が広がりますよね。

*鍼灸院 來花-kohana-では体質改善に特化して施術を進めていきます。その他、なんとなくキツイ、体がだるい(頭や身体が重い)、冷え、便秘、めまい、疲れ目、不眠、アレルギーなどの自律神経症にも対応しております。
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