妊活専門鍼灸院 來花-kohana- 福岡天神店

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鍼灸おすすめのタイミング

患者さんから「鍼灸はいつ受けたらいいですか?」という質問が多くあります。 当院での治療は妊娠できる身体づくりのための体質改善をベースとしているので基本的には1週間に1回の施術をオススメしています。それとは別に妊活の状況で特におすすめの来院日もお伝えしています。 妊活の種類は大きくタイミング法・人工授精・体外受精に分けられます。体外受精は採卵周期と移植周期に分けて考えていきます。 今回は①タイミング法・人工授精②採卵周期③移植周期に分けて鍼灸オススメのタイミングをお伝えし

    • 甘いものが食べたい

      妊活について色々調べていると「温活」と同じくらいよく目にするのが「糖質」に関連するキーワードです。 当院でもマクロビオティックに基づいたお食事指導の中で甘いもの(特に白砂糖)は控えてくださいとお話しすることが多いです。 白砂糖はとても陰性の強い食べ物で陰陽のバランスを崩してしまいます。血液をドロドロにして瘀血体質に傾けてしまうので、東洋医学的にみても避けたいものになります。 また、白砂糖は血糖値を急激に上昇させ、上がった血糖値をインスリンが急激に下げることで再び甘いもの

      • 卵巣年齢ってなに?

        よく耳にする「卵巣年齢」ですが、これって何を指しているのでしょう? 今回は卵巣年齢に関連しそうなワードについてお話ししていきます。 ①AMH(抗ミュラー管ホルモン) 卵巣年齢と言われて1番に頭に思い浮かぶのが「AMH」ではないでしょうか?ネットで検索しても「卵巣年齢はAMHの数値で分かります」というような記事を目にする機会が多いですよね。 AMHは成長途中の卵胞から分泌されるホルモンで卵巣予備能を知る指標とされています。 少し難しいお話になるのですが、卵巣の中には原

        • アルコールがやめられない

          問診の時に「お酒」に関する質問をしています。飲酒の有無、週にどれくらい、1回でどれくらい飲むのかなど。 「妊活を始めたタイミングでやめました」という方もいれば「お酒が大好きでどうしてもやめられません」という方もいます。 妊娠してからの飲酒は赤ちゃんに重大な障害を残す原因になることもあります。これは飲酒の量に比例するわけではないので妊娠前にお酒をやめられることが1番理想的です。 ただ、1日の終わりにお酒を飲むことを楽しみに仕事を頑張れたり、ストレス発散にしている人もいます

          お灸でセルフケア

          当院では施術の最後にセルフケアのお話をしています。 血流の悪い人には竹ふみや簡単な運動、自律神経が乱れている人には身体をリラックスさせる方法など人それぞれです。 以前お話しした腹ペコ体操と並んでほぼ全員にしてもらっているのがご自宅でのお灸です。とても効果の高いセルフケアのひとつです。 東洋医学では私たちの身体は「気」という目に見えないエネルギーがコントロールしていると考えます。これが身体の隅々まで流れて健康と言えるのです。 ツボには硬さがあったり押すと痛みがあったり、

          妊娠検査薬の反応時期

          妊活をしていると気になる妊娠反応。自分で調べるために用いられるのが妊娠検査薬ですね。これは妊娠した時に出る【HCG】というホルモンに反応します。 体外受精の移植後やタイミング法・人工授精の場合は生理が遅れた時に使って確認することが多いでしょう。 体外受精では胚盤胞移植の場合、病院によって多少違いますが、移植した7〜10日後に血液検査で妊娠判定を行うことが多いです。 移植の時にHCG注射を打っている場合は、自分の身体から出ているホルモンなのか注射の影響が残っているのかわか

          炎症体質に大根おろし

          日々いろんな患者さんを診させていただいている中で多嚢胞性卵巣症候群と同じぐらい耳にする機会が多いのが子宮内膜症です。 結構勘違いされやすいのですが、子宮内膜症は子宮の病気ではありません。本来なら子宮の中にしか存在しないはずの子宮内膜組織が腹腔や卵巣にも発生し、月経周期に合わせて増殖します。 特に卵巣で起こるものを「チョコレート嚢胞」と言って妊活に大きな影響を与えます。 病院での治療は摘出手術やジエノゲストなどの薬で内膜症を小さくする方法があります。 当院では子宮内膜症

          ステップダウンという選択肢

          妊活を始めてクリニックに通い始めるとまず最初にホルモンチェックや卵管造影、フーナーテストなど一通り検査をします。 ここで特に妊娠できない原因が見つからない場合基本的にタイミング法からスタートします。 年齢によって回数は多少変化しますがタイミング6回→人工授精6回→体外受精という流れで病院ではステップアップを薦められます。 受精障害や着床障害など最初の検査で問題がなくても体外受精をすることで見つかる不妊の原因もあります。 ただ、卵管閉塞などと違って原因不明不妊の場合は体

          ステップダウンという選択肢

          排卵後のタイミング

          子供が欲しいと思った時にまず最初に取り組むのがタイミング法です。 「排卵日の2日前にタイミングをとっておくと妊娠率が高い」「精子の寿命の方が長いので排卵前にタイミングをとって卵子を待つ状態を作る」など排卵前のタイミングが大切なのはよく聞きますよね。 では、排卵してしまえばタイミングをとっても意味がないのでしょうか? 精子と卵子が出会い、受精卵となれば精子は必要ありませんが、精液が子宮内を着床しやすい状態にしてくれるので排卵後のタイミングも無意味ではありません。 受精卵

          よく噛んで食べる大切さ

          良質な卵子を育てるためには沢山の栄養が必要となります。栄養は自分が食べたり飲んだりしたものを消化・吸収し、血液を介して各臓器へと運ばれていきます。 施術でお腹を触っていると胃が硬くなっていたり「ドクドク」と脈打っている人がいます。これは胃の機能が低下しているサインなので見逃してはいけません。 普段は食欲旺盛で胃もたれもありません!という人でも自覚がないだけで実は胃が疲れていることもよくあります。 いくら身体にいいものを食べていても、きちんと消化吸収できずに本来の半分しか

          卵管造影検査と自然妊娠

          妊活を始めて最初に調べて欲しいもののひとつに「卵管の通過性」があります。これは卵管造影検査(HSG)で調べることができます。 子宮内にチューブを入れて造影剤を流し込み、レントゲンでお腹の中まで広がるかを観察し、卵管内に造影剤が溜まっていないかを確認します。 甲状腺疾患がある方やヨードアレルギーの方など、造影剤が使えない場合は生理食塩水や空気を通して検査する方法もあります。 造影剤を流し込む時に痛みを伴うこともありますが、軽度の詰まりであれば検査をすることで卵管の通りが良

          子宮収縮の変化

          子宮の動きには卵胞期(月経期)・排卵期・黄体期で変化があります。 ①卵胞期(月経期) この時期は子宮内膜をきれいに溶かしてリセットする時期です。体外へ経血を排出するために子宮から膣の方向に収縮します。 ②排卵期 この時期はおりものの性質も代わり精子が入って行きやすい状態になります。精子が子宮に入っていくのを助けるように膣から子宮の方向に収縮します。 ③黄体期 この時期は受精、分割が順調に進んでいれば着床のタイミングになります。着床した受精卵がとどまっていられるよう

          移植方法

          採卵をしてふりかけやICSIで受精させた卵は4分割・8分割と成長していき、5〜7日かけて胚盤胞へと成長していきます。受精させて2〜3日間育てた卵を分割胚といいます。 移植は戻す卵の①保存状態(新鮮胚or凍結胚)や②成長状態(分割胚or胚盤胞)などによって方法が異なります。 ①新鮮胚移植or凍結胚移植 新鮮胚移植は採卵と同じ周期に受精卵を子宮に戻す方法、凍結胚移植は受精卵を一度凍結保存して別の周期に受精卵を戻す方法です。 凍結胚移植の場合は、採卵から凍結までの日数と排卵

          受精方法

          卵子と精子を受精させる方法は大きく2つあります。 1つはふりかけと言って一般的な体外受精(IVF)です。採卵した卵子と、調整した精子を容器に入れて受精するのを待ちます。受精場所が卵管ではなく体外というだけで、精子が自分の力で卵子に入っていく流れは自然妊娠と同じです。 受精率を上げるために多くの精子を容器に入れるので、1つの卵子に対して2つ以上の精子が受精してしまう異常受精が起きたり、運動率が低いなど精子側の問題で受精できないと言ったリスクもあります。 もうひとつは顕微受

          採卵周期の流れ

          卵胞を育てるために使われる薬を排卵誘発剤と言い、多くの種類があります。飲み薬のクロミッドやレトロゾール、注射のゴナールエフやフェリングなど誘発の強さや作用の仕方の違いがあります。 脳から卵巣に向かって出るホルモンにはFSHとLHがあります。卵胞を育てる時、主に働くのはFSHです。 飲み薬は脳を騙して卵胞が育っていないと錯覚させてFSHの分泌量を増やす方法で、注射は直接身体にFSH(LHを含む物もある)を入れ卵巣に働きかけます。 個人差はありますが、飲み薬の場合は2〜3個

          腹ペコ体操

          妊娠できる身体かどうかの指標はいくつかありますが、その中のひとつにお腹の柔らかさがあります。硬くなくてある程度弾力があり、つきたてのお餅のような状態が1番理想とされています。 お腹を触ってわかることは沢山ありますが、押すと弾力がなくペコペコしているタイプと、押すと硬くて痛みを伴うタイプの2つに大きく分けられます。 前者はエネルギーが少なかったり冷え性の人に多く、後者は血流の悪い瘀血タイプに多いです。 どちらのタイプでも共通してやってもらうセルフケアが「腹ペコ体操」です。