ステップダウンという選択肢

妊活を始めてクリニックに通い始めるとまず最初にホルモンチェックや卵管造影、フーナーテストなど一通り検査をします。

ここで特に妊娠できない原因が見つからない場合基本的にタイミング法からスタートします。

年齢によって回数は多少変化しますがタイミング6回→人工授精6回→体外受精という流れで病院ではステップアップを薦められます。

受精障害や着床障害など最初の検査で問題がなくても体外受精をすることで見つかる不妊の原因もあります。

ただ、卵管閉塞などと違って原因不明不妊の場合は体外受精でないと妊娠できないという確証はないんです。

人工授精から体外受精にステップアップするとなると１周期にかかる費用や通院回数も大きく変わってきます。

仕事の調整や経済的負担が増えるうえに必ず妊娠できるという訳でもなく、妊活に対して「作業感」が強くなってしまい心の負担もとても大きくなります。

先ほどお伝えしたように体外受精で初めてわかる原因もあるのでチャレンジできれば体外受精に挑戦してみて欲しいと思いますが、気持ちがついていけなくなれば元も子もありません。

そうなってしまった時、ステップダウンを選択肢に入れて欲しいんです。

「タイミングも人工授精も６回までしかチャレンジしてはいけない」とか「体外受精を始めたら人工授精には戻れない」なんてことはありません。

体外受精のお休み周期に自然妊娠したり、１人目は体外受精で授かったけど２人目は自然妊娠だったなんてことはよくある話です。

私が診てきた患者さんの中には２年間体外受精をして1度も妊娠反応が出たことがなかったのに、その後40歳を過ぎてタイミングで妊娠した人もいました。

心と身体は繋がっているんだなあとつくづく思います。

＊鍼灸院 來花-kohana-では体質改善に特化して施術を進めていきます。その他、なんとなくキツイ、体がだるい（頭や身体が重い）、冷え、便秘、めまい、疲れ目、不眠、アレルギーなどの自律神経症にも対応しております。
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