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移植方法

採卵をしてふりかけやICSIで受精させた卵は4分割・8分割と成長していき、5〜7日かけて胚盤胞へと成長していきます。受精させて2〜3日間育てた卵を分割胚といいます。

移植は戻す卵の①保存状態(新鮮胚or凍結胚)や②成長状態(分割胚or胚盤胞)などによって方法が異なります。

①新鮮胚移植or凍結胚移植

新鮮胚移植は採卵と同じ周期に受精卵を子宮に戻す方法、凍結胚移植は受精卵を一度凍結保存して別の周期に受精卵を戻す方法です。

凍結胚移植の場合は、採卵から凍結までの日数と排卵から移植までの日数を合わせます。「採卵から3日目で凍結した場合は排卵から3日目に移植する」と言った感じです。

採卵周期は刺激をしてホルモンバランスが乱れていたり、培養中の受精卵の成長スピードが遅かったりなど着床に適した環境が整っていない場合が多く、一般的に凍結胚移植の方が妊娠率はいいと言われています。

凍結胚移植には採卵の時と同じように卵胞の成長を見ながら排卵日を確定し移植日を決める自然周期と内膜の状態をお薬でコントロールしながら移植日を決めるホルモン補充周期があります。

ホルモン補充で移植する場合は排卵が起こらないので、薬を切り替えたタイミングからカウントします。排卵障害のある人や内膜が厚くなりにくい人に用いられます。

自然周期だと卵胞が育たなかったり排卵してしまっていたら移植がキャンセルになることがある、ホルモン補充周期だと薬との相性の良し悪しや毎日の服薬がストレスになるなどそれぞれデメリットもありどちらの方がいいというものではありません。

②分割胚or胚盤胞

胚盤胞は着床するだけの状態まで育てた受精卵、分割胚は4分割や8分割など成長の途中の受精卵のことを言います。

一般的に胚盤胞移植の方が妊娠率がよく、クリニックでも胚盤胞移植をメインに行なっているところが多いです。

胚盤胞の場合は着床前の段階まで育ててから移植するので妊娠しなかった時、着床に関する問題に着目して解決策を考えますが、分割胚移植の場合は受精卵が「分割途中で成長が止まってしまった」のか「胚盤胞にはなったが着床しなかった」のかを知ることができません。

しかし、体外で培養するということは受精卵にとってかなりのダメージがあり、胚盤胞になる前に成長が止まってしまうこともあります。凍結できなければ移植さえチャレンジすることができないのです。

体外培養に耐えられなくてもお母さんの体の中で順調に成長し、妊娠することも多々あります。胚盤胞凍結ができない場合は初期胚での移植を相談してみるのもいいかもしれないですね。

受精方法と同じように選択肢をひとつでも多く知り、自分に合った方法を取り入れることが重要です。

移植周期の鍼灸治療は月経開始から移植日までに3回受けていただくのが理想です。特に移植直前は電気治療を併用して子宮の血流をよくして着床に備えるためとても重要になります。

また、お灸の場所も移植後から変わることが多いので移植の前日か、当日の移植前に受けていただくのがベストです。

*鍼灸院 來花-kohana-では体質改善に特化して施術を進めていきます。その他、なんとなくキツイ、体がだるい(頭や身体が重い)、冷え、便秘、めまい、疲れ目、不眠、アレルギーなどの自律神経症にも対応しております。
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