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鍼灸おすすめのタイミング

患者さんから「鍼灸はいつ受けたらいいですか?」という質問が多くあります。

当院での治療は妊娠できる身体づくりのための体質改善をベースとしているので基本的には1週間に1回の施術をオススメしています。それとは別に妊活の状況で特におすすめの来院日もお伝えしています。

妊活の種類は大きくタイミング法・人工授精・体外受精に分けられます。体外受精は採卵周期と移植周期に分けて考えていきます。

今回は①タイミング法・人工授精②採卵周期③移植周期に分けて鍼灸オススメのタイミングをお伝えしていこうと思います。

①タイミング法・人工授精
この周期でオススメのタイミングは「排卵日」と「着床日」です。
タイミング法と人工授精の違いは精子が子宮に入っていく過程だけでそれ以外の排卵や着床までの流れは一緒です。

一通り不妊の検査をして原因が見つからない場合、排卵された卵子をキャッチする「ピックアップ」がうまくいっていない可能性が高いと言われています。これを調べる検査はありませんが、自律神経が関係していると考えられているので鍼灸で身体を整えておくことが大切になります。

自己タイミングの場合は排卵検査薬が反応した頃やおりものの状態が変化してきた頃が排卵日の目安です。
排卵した日を0日目と考えて5〜7日目が着床日に当たります。この時期は特に子宮の血流を上げておくことが大切になってくるので来院をオススメしています。

②採卵周期
この周期では特に指定日はありませんが生理が始まってから採卵日が決まるまでの間に2回受けていただくことをオススメしています。

卵胞は成長し始めて排卵までに約6ヶ月かかりますが、生理から排卵(採卵)までの最後の期間に特に成長します。この時期の卵巣への血流はとても大切です。また、飲み薬や注射などの誘発剤の効きを良くしてより多くの卵胞を育てるためにも定期的な鍼灸治療が効果的です。

逆に採卵日が決まってからは排卵してしまうといけないのであまり強い刺激は避けます。基本的に排卵はホルモンの変化で起こるものなので影響しないと思いますが万が一を考えて。

生理が始まってから「1週間以内と採卵までにもう1回」を目安に来院してもらうのがオススメです。卵胞の育ちが遅い場合には3回来てもらう事もあります。

③移植周期
この周期でオススメのタイミングは「移植日」と「着床日」です。
移植には「分割胚(初期胚)」と「胚盤胞」を戻す方法がありますが、どちらを移植するかで来院のタイミングが若干変わります。

タイミング法・人工授精のところでお話ししたように排卵して5〜7日目に着床すると言われています。体外受精の場合は5日目を着床日として施術をおこなっていきます。

分割胚は凍結した日にちによって「2日目胚」「3日目胚」という呼ばれ方もします。2日目胚の場合は3日後、3日目胚の場合は2日後が着床日に当たるので移植する受精卵の状態で来院日がかわってきます。
胚盤胞は着床するだけの状態まで育ててから凍結してあるので移植日が同時に着床日になります。

移植日は移植当日の移植前が1番ベストです。それが難しければ移植の前日に来てもらいます。移植直前は普段の施術にプラスして子宮の血流を上げるための電気治療を一緒にしていきます。これは移植後にはできないので分割胚移植の移植前に来院できない場合は着床日に来院してもらっています。

*鍼灸院 來花-kohana-では体質改善に特化して施術を進めていきます。その他、なんとなくキツイ、体がだるい(頭や身体が重い)、冷え、便秘、めまい、疲れ目、不眠、アレルギーなどの自律神経症にも対応しております。
お気軽にいつでもご相談ください。

鍼灸院 來花は赤坂駅徒歩1分、警固、大濠からもアクセス良好です♪
ご来院お待ちしております!



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