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卵巣年齢ってなに?

よく耳にする「卵巣年齢」ですが、これって何を指しているのでしょう?

今回は卵巣年齢に関連しそうなワードについてお話ししていきます。

①AMH(抗ミュラー管ホルモン)

卵巣年齢と言われて1番に頭に思い浮かぶのが「AMH」ではないでしょうか?ネットで検索しても「卵巣年齢はAMHの数値で分かります」というような記事を目にする機会が多いですよね。

AMHは成長途中の卵胞から分泌されるホルモンで卵巣予備能を知る指標とされています。

少し難しいお話になるのですが、卵巣の中には原始卵胞という状態で卵が眠っています。そこから目を覚ました卵が約半年かけて排卵に向けて成長していきます。

AMHは成長し始めた卵から出るホルモンなので正確には卵巣に残っている卵の数ではなく、排卵に向けて成長している卵の数を知ることができます。年齢とともに低下していくものですが、個人によってばらつきがあります。

AMHを調べてわかることは卵の数で卵子の質や卵巣の機能、妊娠率とは関係ありません。また、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の場合は数値が高くなる傾向にあります。

②高FSH(卵巣機能不全)

卵巣機能低下とも言われます。脳からの命令に卵巣がうまく反応できずに卵胞が育たなくなります。

脳から卵巣に向かってFSHというホルモンが出ることで卵胞は育ち、卵胞からE2というホルモンが出ることでFSHは下がり排卵に向かいます。

卵巣機能不全の場合、FSHに対して卵巣がうまく反応できません。E2が出ないと脳は「卵胞が育ってない」と思いさらにFSHを出してしまい結果として卵巣は疲れてしまいます。

血液検査で「FSH高値、E2低値」となった場合卵巣機能が落ちはじめているということになります。内診をして卵胞が見えない場合もあります。

FSHはE2とシーソーの関係にあり、高FSHの人でもエストラーナテープやプレマリンなどE2製剤を使うことでFSHが下がって卵胞が見えてくれば妊娠の可能性はあります。

AMH低下も高FSHも年齢が上がるにつれて数値が悪くなるものではありますが個人差があります。確率を上げるために多くの場合は体外受精が選択されますが、数値が実年齢の基準値より悪くても妊娠できないわけではありません。

*鍼灸院 來花-kohana-では体質改善に特化して施術を進めていきます。その他、なんとなくキツイ、体がだるい(頭や身体が重い)、冷え、便秘、めまい、疲れ目、不眠、アレルギーなどの自律神経症にも対応しております。
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