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何かを発表するのがとても怖い

世の中で本職として創作物を公開している人はこの1点だけで尊敬に値すると思っています。

何かを作るというのは何か自分の「人間性」「人間力」みたいなものを込めていると思っています。
絵、音楽、文章、映像、写真、なんでもよいですが、時間を使って「これがいい」「見て!」「すごいものが出来たから共有したい!」。
プロデューサーで自分で手を動かしていなくても選択や何にOKを出したかという点で同類だと思っています。

そして、その創作物が世界から見向きもされなかったら?
前回公開したものから評価が下がったら?
世界に飽きられていたら?

とても怖いです。

本気を出して、今できる最大限に「いいもの」を作って世界から反応が無かった場合、本当にメンタルに来ますよね。
「お前の作品は世界に必要ない」という幻聴が聞こえてきそうにもなります。

月額のファンサイト。有料会員の数が減ってしまったら、「え……何が悪かった?」
新しい作品を公開。以前と比べて全然購入してもらえない。「え……飽きられた?」
試行錯誤して流行りのジャンルを取り入れたのに見てもらえない。「え……私に興味ない?」

本職でなければ程よく手を抜くことが出来ます。
「だって、本気出してないし、まぁ、ね、うん」

例えば私のnoteのPVやフォロワー数は「まぁ毎日思いついたことを適当に書いているだけだし?読んでもらえたりいいねもらえたりコメントされたら当然うれしいけど、まぁ、ほら、何か特定のジャンルに絞っているわけでもないし、流行りのネタを書いてPV数を……」などと言い訳することが出来き、現実を直視せずに済みますが、本職であればこういった言い訳をしている間に仕事が無くなってしまうでしょう。

ただ、私にはそんなことできません。
創作物も「まぁ、これくらいならいいか」で終わらせてしまう部分も多々あります。

そのため、自分の身を切って世界に放って、それですべてが評価対象になって、それでも全部をつぎ込んで何かを作り続けている創作者は無条件で尊敬しています。

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