怒る理由を探している人たち
最近散歩をすることが増えました。
花粉症で家に帰ってから多少大変なのですが、特に目的もなく20kmなど散歩をするのは楽しいですね。
さて、散歩をしていると変わった人と遭遇することが増えました。
例えば自転車。
特に年配の方に多いのですが、横断歩道でそのまま直進してきて私がよけることを強いてきます。
繁華街の横断歩道での出来事です。
横断歩道の向かいからふらふらと直進してくる自転車に乗ったおじさんが居ました。
自転車レーンと歩行者レーンのうち、私は歩行者レーンを歩いていましたし、規則上自転車がよけるべきとそのまま直進していたら「どこみてんだ！あぶねぇだろ！」と怒鳴られました。
ご老人の方も目が見えているのであれば、私の姿は見えていると思うので、首をかしげていると次は「話を聞いてるのか！」と怒鳴ってきます。
幸い私の耳にはLinkBuds Sをつけていたので近くでの怒鳴り声が聞こえなかったのですが、それでも突き抜けてくるので相当な大声ですね。
そして、去り際に「スマホばっかり見てんじゃねーよ！」と言いながら去っていきました。
このおじさんは何が言いたかったのでしょうか。
「どこみてんだ！あぶねぇだろ！」についてはお互い様ですし、目が合ってる時点で私は自転車の姿を見続けているわけです。
また、「あぶねぇだろ」については少なくとも繁華街の横断歩道を自転車に乗ってふらふら走行している人の方が危ないでしょう。
「話を聞いてるのか！」については一方的に話しかけてきて(怒鳴ってきて)聞いてるのかについては自意識過剰です。
聞きたい話でもないですし、一方的に話しかけてきた人の話を聞かないといけない道理もないでしょう。
「スマホばっかり見てんじゃねーよ！」については、私の目の健康状態に気を配ってくれているのかもしれないですが、これも正直余計なお世話です。
まず繁華街の横断歩道でスマホを見ながら歩くなんて怖いことしませんし、また、スマホを手に持っていることと、スマホを見ていて視界が奪われていることとは関係ありません。
このように多分ただ怒鳴りたい人が多くいるようです。
今回は私が怒鳴られたケースですが、20kmも歩いていると毎回1人は見かけます。
そして怒鳴っている人は大体大声で騒いだり、地団太を踏んだり、なんというか人間というか、テレビで見るような威嚇している動物を見ている気分になります。
イヤホンも、WF-1000XM5をつけているときは周りの音が本当に聞こえません。
そんな状態でそういった人を見ると、怒鳴り声が聞こえてこないので本当に奇妙に映ります。
余談ですが、こういったノイズキャンセリング機能が素晴らしく良く、周りの声が聞こえない状態で金曜日の飲み屋街を歩くと本当に奇妙な感覚に陥ります。
話し声、笑い声が聞こえず、それでも何か人の表情が崩れている。テレビなどであればまだ脳が理解してくれるのですが、目の前の現実と一枚フィルターが貼られて、フィルターの先では何やら「ニンゲン」という動物が楽しそうに笑っている、みたいな感じになります。
閑話休題でした。
こういった方は今までも自分の意見を通すときに怒鳴るという手段を取ってきたのでしょう。
思い通りにならないとただただ感情をぶつけて、大きな鳴き声を発して、地団太を踏んで、なんだか奇妙で面白いですね。
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